Stevie Nicks and Lindsey Buckingham - Dia Dipasupil, Getty Images
フリートウッド・マック(Fleetwood Mac)の
スティーヴィー・ニックス(Stevie Nicks)は米ローリング・ストーン誌の新しいインタビューの中で、元バンドメイトであり恋人であった
リンジー・バッキンガム(Lindsey Buckingham)と縁を切ったことに後悔はないと改めて述べ、バッキンガムには「3億回以上チャンスを与えた」とも話しています。またフリートウッド・マックの再結成については「ない」と断言し、「クリスティン(マクヴィー)が亡くなった時点で、フリートウッド・マックは死んだのよ。彼女の代わりは務まらない」とも述べています。
ニックスがバッキンガムと最後に言葉を交わしたのは、2023年に行われたマクヴィーの追悼式で、その短いやり取りで彼女の気持ちは強まったという。
「リンジーと話したのは、あの時だけ。3分間だけね。私はできる限り、リンジーと向き合ったと思うわよ。3億回以上のチャンスを与えたと言っても過言ではないわね」
ニックスとバッキンガムの関係は、2018年頃までに修復不可能なほど悪化しましたが、同じインタビューの中で、当時のことも話しています。
「すべては起こるべくして起こったことだと思う。それは、計画されたものではなく、ある夜、MusiCares (慈善コンサート) で起こったこと。式典が終わるまで、頭の中で起きたことを誰にも話さなかった。その夜、私はリアン・ライムズと一緒に作った“Borrowed”という曲をやろうとした。この曲ならうまく歌えると思ったから、彼のために演奏するために持っていったんです。
あの時、彼は誰に対しても優しくなかった。ハリー・スタイルズに対しても優しくなかった。
私は母が“これからの15年間、本当にこの男と一緒に過ごすつもりなの?”と言っているのが聞こえた。とても現実的な考え方の父の声も聞こえた。ちなみに、父も母もリンジーのことが大好ききだったんだけど、“そろそろ別れたら?”と父が言っているのが聞こえました。私は2人の意見を聞いて“もうたくさん”って思ったのよ」
軋轢が生じているものの、ニックスはバッキンガムの幸せを願っています。
「彼には長生きして、スタジオに入って他の人たちと仕事を続けてほしい。彼はアイコンでもあるし、人々に教えることもできる。彼は立ち止まってはいない。今でも音楽を作って楽しむことができる」