「Girlfriend」「I’ve Been Waiting」「Sick of Myself」などのヒット曲で知られる、シンガーソングライターの
マシュー・スウィート(Matthew Sweet)が10月初旬、ツアー先のカナダのトロントで脳卒中を発症。地元の病院で治療を受け、現在は米国のリハビリテーションセンターで24時間体制のケアと治療を受けています。彼の友人や家族は、医療費を捻出するためのクラウドファンディング・キャンペーンをGoFundMeで開始しています。
以下、GoFundMeに掲載された声明より
「長年にわたり私たちのインスピレーションであり、親愛なる友人でもあるマシュー・スウィートが先週、ツアーの序盤にトロントで脳卒中に見舞われました。彼は予期せぬ悲劇に見舞われ、ツアーを中断し、回復までの長い、不確かな道のりを歩むことを余儀なくされました。私たちは、この困難な時期に、彼の家族、友人、ファンの方々から金銭的な支援を募っています。保険やツアー収入がないため、マシューは莫大な金銭的負担に直面しています。
トロントの医師と病院の治療はマシューの命を救うのに役立ちましたが、カナダにいるアメリカ人にとって医療費は無料ではありません。現在、彼は医療スタッフが搭乗する救急搬送機でアメリカに移送され、専門のリハビリテーションセンターに入院しています。そこでは6週間にわたって24時間体制のケアと治療を受けなければなりません。その後、数ヶ月にわたる治療とリハビリが必要です。私たちは完全な回復につながることを願っています。言うまでもなく、これらの治療にかかる費用は膨大なものになります。合計で25万ドル(約3800万円)近くになると予想されています。皆さまの思いやり、愛情、そしてサポートは、彼にとってかけがえのないものとなるでしょう。もし可能であれば、金銭的な寄付もお願いいたします。マシューは皆さまに永遠に感謝し続けることでしょう。
マシューを個人的に知らない方でも、彼の音楽はご存知でしょう。 マシュー・スウィートは、80年代のジョージア州アセンズのミュージック・シーンから登場し、1991年にアルバム『Girlfriend』をリリースして、90年代のパワーポップ・リバイバルの立役者となりました。 楽曲“Girlfriend”と“I've Been Waiting”はファンの間で人気となりました。彼の次の2枚のアルバム『Altered Beast』(1993年)と『100% Fun』(1995年)には、人気曲“Time Capsule”や“Sick of Myself”が収録されています」
【update:2024/10/25 09:53】
医療費を捻出するためにGoFundMeで行っているクラウドファンディングは、48時間で当初の目標額25万ドルを上回る30万ドルを集めました。現在は目標額を40万ドルに引き上げており、現時点で36万ドルを集めていますので、それももうすぐ達成できそうです。
以下、追加の声明より
「私たちとマシューは、この48時間に世界中から寄せられた多くの寛大な寄付と善意のメッセージに感謝の気持ちでいっぱいです。皆さまからの直接的なご支援により、マシューはトロントの病院を退院し、安定を保つための医療機器を備えた医療用飛行機に看護師2名が付き添い、無事にオマハに戻ることができました。 彼はすぐにリハビリテーション病院に入院し、医療スタッフが今週より包括的なリハビリテーション計画を立てられるよう、すでに評価と検査を受けています。請求書や検査が完了するごとに、マシューの長い回復への道のりの総費用が明確になってきました。これまでに集まった資金は、カナダでの医療費、オマハまでの飛行機代、リハビリ開始から28日間の費用をすべて賄うことができます。 私たちは、2025年に何カ月間かは未定ですが、マシューがリハビリと回復を続ける間、彼の医療費と必要最低限の毎月の費用を賄い続けることができるよう、現時点での目標額を40万ドルに引き上げています。言うまでもなく、マシューがコンサートを再開できるのは、まだ先のことでしょう。皆さまからのご寄付は、マシューにとって非常に大きな助けとなります。マシューは皆さまの寛大さを十分に理解しており、ご支援いただいた皆さまに心からの感謝の気持ちを伝えてほしいと私に頼みました」
■GoFundMe内 マシュー・スウィート・ページ
https://www.gofundme.com/f/support-matthew-sweets-stroke-recovery