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ジェイソン・ベッカーの自宅をインド出身の11歳のギター少女が訪問 演奏を気に入ったベッカーは自身のギターをプレゼント

2024/10/22 17:05掲載
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Jason Becker and Maya Neelakantan
Jason Becker and Maya Neelakantan
30年以上、ALS(筋萎縮性側索硬化症)によって体の自由を奪われながらも家族や仲間の支えで作曲家として現在も創作活動を続けているジェイソン・ベッカー(Jason Becker)。インド出身の11歳のギター少女が彼の自宅を訪問。「大きな刺激となった」という彼女。ベッカーも彼女の演奏を気に入り、自身のギターをプレゼントしています。

少女の名前はマヤ(Maya Neelakantan)。マヤは数年にわたって、YouTubeでさまざまなギター演奏を披露して注目を集めていました。トゥールのギタリスト、アダム・ジョーンズをはじめとする著名なメタル・ギタリストもファンを公言しています。

今年8月には、米オーディション番組『America's Got Talent』でメタリカ(Metallica)の「Master of Puppets」を熱演し、そのパフォーマンスで観客や審査員を魅了していました。詳しくはこちら

その後、テスタメントともライヴで共演し、チャック・ビリーは彼女のことを「ヘヴィメタルの未来」と称賛しました。

マヤは先日、ベッカーの自宅を訪問したことをSNSで報告しています。

「この経験は、予想もしなかったほど私の心を深く揺さぶりました。彼と会ったとき、彼の目を見ただけで、彼がどれほど幸せなのかがわかりました。しばらく話をしていると、彼がどれほど表現力豊かな人なのかがわかりました。そして、私は彼に(南インド古典音楽の)カルナティック音楽を演奏してあげたいと思ったのです」

マヤはベッカーのテレキャスターを使って、彼女のお気に入りのラーガ音階を織り交ぜながら、即興で5分間演奏しました。

「演奏している間、彼が私と一緒に音楽を体験しているのを100%感じることができました。演奏が終わると、彼がとても幸せそうで微笑んでいるのがわかり、彼のために演奏できたことをとても光栄に思いました」

その後、ベッカーは、マヤに、壁にかかっているDanelectroのシタールギターを手に取り、演奏してほしいとリクエストしました。

彼女が「信じられないほど素晴らしい音色だった」と語るその楽器の演奏後、ベッカーは彼女にそのギターを家に持ち帰るよう強く勧めました。

マヤにこの日の出来事をこう振り返っています。

「彼の祝福を受け、鳥肌が立ちました。感動的で忘れられない一日でした。彼は私に多くのインスピレーションを与えてくれます。彼は、これほどまでに多くのことを経験してきたにもかかわらず、情熱を絶やすことなく、今も音楽を作り続けています。その姿は、私にとって大きな刺激となっています」