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トゥール楽曲を長年ストリーミングサービス対応しなかったのは「間違い」だった メイナード語る

2024/10/21 20:40掲載
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Tool
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トゥール(Tool)は彼らの楽曲をストリーミング/ダウンロード・サービスで配信することに何十年も消極的で、解禁したのは2019年でした。フロントマンのメイナード・ジェームス・キーナン(Maynard James Keenan)はアリソン・ハゲンドーフの新しいインタビューの中で、この対応について「乗り遅れてしまった感じだ。俺らの音楽を理解してくれる2世代の人々に、俺らの音楽を届けるチャンスを20年間逃してしまった。20年間そういったフォーマットに出ていなかったのは間違いだったと感じている」と振り返っています。

長きにわたってデジタルフォーマットから遠ざかっていたことについてどう感じているか尋ねられ、こう話しています。

「乗り遅れてしまった感じだ。ダウンロードから始まったのは24年前のこと。俺らが実際にやるようにした時にはダウンロードはすでに終わっていた。俺らの音楽を理解してくれる2世代の人々に、俺らの音楽を届けるチャンスを20年間逃してしまった。

MP3ヴァージョンは好きじゃない。俺はCDやレコードで聴いている。でも、あれはレコードやCDに興味を持ってもらうための入り口なんだ。20年間そういったフォーマットに出ていなかったのは間違いだったと感じている。俺は毎年毎年、“そうすべきだ”と言い続けてきたんだけどね」

2019年8月、彼らの楽曲が解禁されると、大いに歓迎され、同月には、彼らがこれまでに発表した全スタジオ・アルバム4タイトルとEP『Opiate』のすべてが、米ビルボード誌のチャート「Billboard 200」にランクインしました。

キーナンは、バンドの音楽がストリーミングでヒットしたこと、そしてそれを祝うファンがたくさんいたことを指摘されると、次のように答えています。

「まあ、俺らを知っていたファンにはね。知らないファンが2世代分はいた。だからこそ、2週目にテイラー・スウィフトをチャートから追い落としたときは、大きな反響があった。彼らは俺たちが誰なのか知らなかった。“誰?”“知らない”という感じだった。それが現実なんだ。俺らが存在していなかったから、俺らのことを知らない人がいる。

俺の息子がちょうどロースクール(法科大学院)を卒業したんだけど、彼の同級生たちは俺たちのことを知らない。彼らは俺たちのことを知る機会がなかったんだ。携帯電話になかったからね」