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ユニバーサル ミュージック グループ、ヨーロッパ最大級の独立系音楽会社グループ[PIAS]を買収

2024/10/16 11:34掲載
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[PIAS]
[PIAS]
ユニバーサル ミュージック グループ(UMG)は、ヨーロッパ最大級の独立系音楽会社グループの一つである[PIAS]を買収しました。

両社は2021年に提携を開始。UMGは2022年11月に[PIAS]の株式の49%を取得していました。[PIAS]の共同創設者であるケニー・ゲイツはUMGに残りの株式を売却すると発表しています。

UMGは現在[PIAS]の筆頭株主ですが、[PIAS]はCEOのケニー・ゲイツを留任させ、各レーベルは今後も完全に独立性を維持するとしています。ゲイツはプレスリリースで「私は自分の魂ではなく、自分の株式を売却する」と述べ、UMGとの提携はこれまで、[PIAS]のアーティストに利益をもたらしてきたと付け加えています。

この契約には、Play It Again Samなどの同社自身のレーベルだけではなく、Mute、Heavenly、Transgressive、ATOなどのレーベルパートナーに加えて、Beggars GroupやSecretly Groupなどの大手インディーズレーベルの音楽配信を手がけるサービス部門であるIntegralも含まれています。この契約の一環として、Virgin Music GroupはIntegralと提携しました。

1983年にゲイツとともに[PIAS]を共同設立したミシェル・ランボットは、プレスリリースで「UMGと一緒に仕事ができるのかどうか、当初は不安もありました。しかし、嬉しいことに、私の考えは間違っていました。私たちの2社には、音楽に対する真の情熱を共有するチームなど、多くの共通点があります。また、これまでの関係は実り多く、友好的で、私たちが望んでいた通りのものでした」と述べています。

ゲイツはさらに「当社の既存のクライアントやパートナーにとって、文化的にも商業的にも何も変わりません」と付け加えています。