オジー・オズボーンがフロントマンを務めるヴァン・ヘイレンのアルバムが2001年頃に計画されていた　アレックスとオジー認める

オジー・オズボーン（Ozzy Osbourne）がフロントマンを務めるヴァン・ヘイレン（Van Halen）のアルバムが2001年頃に計画されていたことが、アレックス・ヴァン・ヘイレン（Alex van Halen）の新しいインタビューの中で明らかにされています。MTVのリアリティ番組『オズボーンズ』シリーズが大成功しなかったら、スーパーグループが結成されていたかもしれないという。オジーもこの話が事実であることを認めています。またアレックスによると、サウンドガーデンのクリス・コーネル（Chris Cornell）もフロントマンになる可能性があったという。

アレックスは、10月22日発売の自伝『Brothers』のプロモーションのため、米ローリング・ストーン誌のインタビューに応じています。2020年にエディ・ヴァン・ヘイレン（Eddie Van Halen）が他界してからインタビューに応じるのは初めてです。

アレックスによると、オジーをフロントマンに迎えることが計画されたのは、1999年にゲイリー・シェローンがヴァン・ヘイレンを脱退した後で、2003年にサミー・ヘイガーが復帰する前の2001年頃だという。

アレックスはエディとともに、オジーの妻でマネージャーのシャロン・オズボーンと会い、オジーがフロントマンを務めるヴァン・ヘイレンのアルバムのアイデアについて真剣に話し合ったことを明かしています。

アレックスは「犬を飼う時は、それが猫になるとは思わないだろう。オジーとやるなら、オジーになる。音楽を流せば、彼は歌うだろうし、素晴らしいものになるだろう」と話しています。

しかし、同じ頃、シャロンとオジーは、自分たちの家族を題材にした新しいリアリティ番組の立ち上げについて、MTVと打ち合わせもしていました。 2002年3月にMTVで放送が開始された『オズボーンズ』は大成功を収め、ヴァン・ヘイレンとのコラボレーションは事実上不可能になりました。

オジーは米ローリング・ストーン誌の取材に応じ、この話が事実であることを認めています。彼は同誌へのメールでこう書いています。

「そう、俺たちはこの件について話し合っていた。もし実現していたら、素晴らしいものになっていただろうね。エディとアレックスは長い間、俺の良き友人だった。一緒にやれなかったのは残念だ。『オズボーンズ』が当時、新しい音楽の制作の妨げになっていたのは残念だ」

クリス・コーネルについてはアレックスは正確な時期を覚えていませんでしたが、2017年にコーネルが亡くなる少し前のことだったという。