ヌーノ・ベッテンコート「すべてのミュージシャンは、まず最初にドラムの叩き方を学ぶべきだと思う」と語る　素晴らしいギターソロの秘訣についても

エクストリーム（Extreme）のギタリスト、ヌーノ・ベッテンコート（Nuno Bettencourt）はカナダの放送局CBCの番組『Q』の新しいインタビューの中で、すべてのミュージシャンは、まず最初にドラムの叩き方を学ぶべきだと思うと話しています。また素晴らしいギターソロの秘訣についても語っています。

「すべてのミュージシャンは、まず最初にドラムを叩き方を学ぶべきだと思うよ。ドラムはリズムのポケット（米時リズムの気持ちいいツボやタイミングのこと）を学べるし、フィーリングを磨き、バンドとの演奏方法を学ぶにも役立つからね。リズムとドラムを理解すれば、ソロだけでなく、曲の残りの3分間にもっと多くのものを表現できるようになるんだ」

クイーンのブライアン・メイはかつて、「Get the Funk Out」のギターソロについて「曲におけるソロのあるべき姿の縮図だ。まるで彼の内側から直接出てきたような音だ」と述べていました。ベッテンコートはこのメイのコメントについてこう話しています。

「彼が“それは外からではなく、自分の内側から出てくるものだ”と言ったこと...それこそ僕が聞きたかったことだった。それはまるでミッションは達成されたという感じだったよ。

どんなテンポでも、どんなスピードでも、どんな演奏でも、常に情熱と感情を込めて演奏し、誰かの心を実際に動かすことができなければ、ギターソロは演奏すべきではないんだ。

最も重要なのは曲だよ。何をすべきかは、いつも曲が教えてくれる。曲を優先し、決して曲の邪魔をしない。曲は（ソロを弾く）自分がいなくなった後もずっとそこに存在し続けるものだからね。曲の感情に合わせるようにする。そうすれば、（自分の内側から出てくるものを）止められないはずだよ」