ランディ・ローズ(Randy Rhoads)亡き後、
オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)のバンドでギターを担当した
ジェイク・E・リー(Jake E. Lee)。Tone Talkとのインタビューの中で、バンドで活動し始めた当初にファンから受けた対応を振り返っています。それはステージ上だけでなく、ステージを降りた後も続きました。
「(ライヴ中)最前列にはいつも“ランディは最高、お前は最低だ”と書かれたプラカードを持った人たちがいた。どのライヴでも、そういうプラカードを持った人がいた。『Ultimate Sin』ツアー頃は、それほど多くはなかったけど、でも『Bark at the Moon』ツアーでは、まだたくさんいたよ。
最初は偽名でホテルにチェックインするなんて知らなかった。だから、本名でチェックインした。ホテルによく電話がかかってきて、“俺はお前より上手いぜ。お前は最低だ。俺の話を聞け!”と言われた。その時初めて“なるほど、だから偽名を使うのか”と気づいたんだ」
リーは、自分がより優れたプレイヤーであることを証明するために、電話越しに難しいロックギターのフレーズを弾いた人たちのことを思い出して、こう話しています。
「ある男は、ウリ(ジョン・ロート)の“Sails of Charon”を弾いていた。僕は“うん、ウリだね! ウリ、君がそのライヴが欲しいならくれてやるよ、だって君は素晴らしいから!”と言ったよ。
でもね、(そういう人たちは、ランディの曲を弾いている僕に対して)他のギタリストの曲を弾いて、自分が僕よりもどれほど上手いか僕に伝えようとしているんだよ。だから、まだ自分がそれほど受け入れられているとは感じられなかったんだ」