Donald Fagen and Libby Titus
スティーリー・ダン(Steely Dan) の
ドナルド・フェイゲン(Donald Fagen) の妻で、1960~70年代にはシンガーソングライターとして活躍した
リビー・タイタス(Libby Titus) が死去。フェイゲンがスティーリー・ダンの公式サイトで発表。死因は明らかにされていません。77歳でした。
以下、ドナルド・フェイゲンの声明より
「私の美しい妻、リビー・タイタス・フェイゲンが10月13日、家族に看取られながら、息を引き取りました。この時期に私たちのことを気にかけてくださり、またプライバシーを尊重してくださったことに感謝いたします」
リビー・タイタスはニューヨーク州ウッドストック生まれ。1960年代後半から70年代にかけて2枚のアルバムを録音した後、音楽界から引退した。
1968年にインディーズレーベルのHot Biscuit Disc Companyからリリースされた1枚目のアルバムは注目されることはあまりなかったが、それから約10年後の1977年にコロンビアからリリースされた2枚目のアルバムはポール・サイモン、ロビー・ロバートソン、カーリー・サイモン、フィル・ラモーンといった豪華なプロデューサー陣が参加したことで、より注目を集めた。
タイタスの最もよく知られている曲は、エリック・カズとの共作「Love Has No Pride」。彼女自身のヴァージョンはあまり知られていないが、1972年にボニー・レイット、1973年にリンダ・ロンシュタット、1974年にトレイシー・ネルソンとリタ・クーリッジなどがカヴァーした。この曲は、ロッド・スチュワート、ビリー・ブラッグなど、さまざまなアーティストにもカヴァーされている。
ソングライターとして、タイタスは1970年代後半にバート・バカラックのアルバム『Woman』でバカラックと曲を共作し、カーリー・サイモンのアルバムにも参加した。
タイタスは、1960年代後半から1970年代にかけてザ・バンドの
リヴォン・ヘルム(Levon Helm) のパートナーだった。シンガーソングライターの
エイミー・ヘルム(Amy Helm) は2人の間に生まれた。
タイタスは1993年にフェイゲンと結婚。
タイタスは、フェイゲンとともに、ニューヨーク・ロック・アンド・ソウル・レヴューの結成に協力し、スティーリー・ダンが再結成する前の初期の頃には、そのアンサンブルの一員として演奏していた。
タイタスは、1993年アルバム『Kamakiriad』収録の「Florida Room」を含め、フェイゲンと曲を作り続けた。
タイタスは俳優としても活躍。『心みだれて』(1986年)と『レナードの朝』(1990年)で小さな役を演じた。
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