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エルヴィス・プレスリーの娘/マイケル・ジャクソンの元妻 リサ・マリー・プレスリー、回顧録でエルヴィスの死やマイケルとのラヴストーリーなど語る

2024/10/11 17:55掲載
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Lisa-Marie Presley, Riley Keough / From Here to the Great Unknown: Oprah's Book Club: A Memoir
Lisa-Marie Presley, Riley Keough / From Here to the Great Unknown: Oprah's Book Club: A Memoir
エルヴィス・プレスリー(Elvis Presley)の娘で、マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)ニコラス・ケイジ(Nicolas Cage)の元妻であるリサ・マリー・プレスリー(Lisa Marie Presley)。2023年1月に亡くなる前、リサ・マリーは録音テープと2人の思い出を基に、娘のライリー・キーオに自分の回顧録を完成させてほしいという遺言を残していました。その願いを受けて完成した、リサ・マリーの半生を描いた回顧録『From Here to the Great Unknown』が先日、海外で出版されました。

リサ・マリーは回想録の中で、伝説的な父親の死が当時9歳だった彼女に与えた影響について詳しく語っています。

1977年8月16日、父親が亡くなった日の午後、彼女は目を覚ましたとき、何かがおかしいと感じ、廊下の向こうにある父親の部屋に駆け込みました。すると、浴室の床にうつぶせに倒れている父親の姿を目にしたという。

エルヴィスの遺体は2日間、グレイスランドの棺に安置され、公開されました。人々が去った後、リサ・マリーは「彼の顔に触れ、手を握って話しかけた」という。リサ・マリーは、自分が「完全なお父さんっ子」であったと認めています。

「大人になってからも、ただ酔っ払って彼の音楽を聴きながら、そこに座って泣く夜もありました。悲しみは今でもやってきます。今でもずっとそこにあります」とリサ・マリーは書いています。

ライリーは、母親はエルヴィスの死を完全に乗り越えることはできなかったと考えており、また彼女は英BBCの取材に対し、有名な祖父が亡くなって何年も経っているにもかかわらず、祖父の曲を聞いて母親が苦しんでいるのを見ていたので、子供の頃は祖父に怒りを感じていたとも語っています。

回想録によると、リサ・マリーは6歳の時にマイケル・ジャクソンと初めて出会ったという。エルヴィスがラスベガスで公演を行っていた際、ジャクソン5が近くで公演を行っていました。

2人が再会したのは1993年、彼女が25歳の時でした。彼女は著書の中で、2人は意気投合し、秘密の電話連絡を取り合うようになり、定期的に会うようになったと語っています。

8日間のラスベガス旅行中、彼女は毎晩彼の部屋に行き、夜通し語り合ったり映画を見たりしました。「肉体的な関係は何もなかったけど、そのつながりはとても強烈だった。誰も彼のそんな一面を見たことがなかった」と彼女は語っています。

最後の夜、マイケルはホテルの部屋の電気を消してプロポーズしました。「暗闇の中でマイケルは言ったの。“気づいているかどうか分からないけど、僕は君に完全に恋をしている。結婚して、僕の子供を産んでほしい”。私はすぐに何も言わなかったけど、そのあと、“とても嬉しい。言葉も出ない”と言った。その頃には私も彼を愛していると感じていたのよ」。2人は1994年に結婚しました。リサ・マリーは2度目の結婚でした。マイケルは35歳、リサ・マリーは26歳でした。

リサ・マリーは「彼がまだ童貞だと打ち明けてくれた」と著書の中で書いています。「彼はテータム・オニールとキスをしたことがあったし、ブルック・シールズとはキス以外の肉体関係はなかった。マドンナも一度、彼と関係を持とうとしたことがあったけど、何も起こらなかった」とも続けています。

回想録によると、2人はマイケルが薬物を使用しているのではないかという疑いをめぐってよく口論していたという。マイケルは秘密主義になり、「ひどい」状態になり、何日も姿を消すようになったという。

ライリーは「とても情熱的で、ある意味、燃え上がったようなものだった。2人ともお互いをとても深く愛していたし、多くのことが絡み合っていた」とBBCに語っています。

ニコラス・ケイジとの結婚生活はわずか108日間しか続きませでした。 そのことは本にも反映されており、テープには俳優について直接言及した部分はなかったという。ライリーは「2人が本当に愛し合っていたのかどうかはわからない。彼女はそう言っていたけど」と書いています。

回想録では、リサ・マリーの息子、ベンジャミン・キーオが2020年に27歳で自ら命を絶ったことにも触れられています。

「ベンはママにとって人生で一番愛した人」であり、「とても深い魂の絆で結ばれていた」とライリーはBBCに語っています。

ベンジャミンの死は、リサ・マリーにあまりにも大きな悲しみをもたらし、ベンジャミンの遺体は2か月間、家族の自宅でドライアイスで保存されていたという。その後、埋葬されました。BBCの取材に対し、ライリーは「遺体と過ごす時間が長かったことで、母は考えを整理することができました」と語っています。

リサ・マリーの健康は、息子の死と埋葬の後、悪化していったという。ライリーは、この本の中で、母親は悲嘆のあまり死んでしまうかもしれないと思っていたと書いています。