ジョージ・ベンソン、スタジオやツアーで使用した貴重なギターのコレクションを販売へ

ジョージ・ベンソン（George Benson）はスタジオやツアーで使用した貴重なギターのコレクションを販売することを発表。オンライン楽器マーケットプレイスのReverbにて10月16日より販売が開始されます。

ベンソンはReverbの動画の中でこう語っています。

「今日は、僕の大切なギターをいくつか紹介しようと思う。僕は長い間一緒に過ごしてきたギターたちを“マイ・ベイビー”と呼んでいる。だから手放すことを話すのはちょっとつらいことなんだけど、でも、それが今回の趣旨なんだ。僕はこれらのギターが僕にもたらしてくれた幸運を他の人にも分け与えたいと思っているんだ」

ベンソンは、自身のキャリアにおいて重要な役割を果たした数本のギターを手放すことになりました。

ベンソンの膨大なコレクションの中には、1976年のヒットアルバム「Breezin'」で演奏されたギブソン・ジョニー・スミスもあります。また過去10年以上にわたってベンソンの主力ギターとして活躍したアイバニーズGB10や、名匠ジミー・ダキストが製作した1980年製のオリジナルD'Aquistoなどもあります。

他にも、ノーマン・ブラウンのシングル「Nuthin’ But a Party」でベンソンが演奏したIbanez 30th-Anniversary GB Kimono Inlay、本物の亀の甲羅のピックガードが特徴のGibson L5 Wes Montgomery、Ibanezの45周年記念ギターのオリジナルプロトタイプIbanez GB 45th SSRなどもあります。

ベンソンは次のように語っています

「すべては第一歩から始まる。これはタル・ファーロウという偉大なギター奏者（著名なジャズ・ギタリスト）から教わったことなんだ。彼はこう言った。“ジョージ、レコードを作る時は、素晴らしいマイクを用意するように。なぜなら、その後ではもう手遅れだから。自分のアイデアを形にしたいだろう？”。まずは第一に素晴らしいマイクを用意することから始める。今回の場合は、素晴らしいギターから始めるんだ。

今こそ、僕がこれらの楽器から長い年月をかけて受けてきた恩恵を、他の誰かが受ける時が来た。 これらの楽器はそれぞれ異なる時期に僕の人生にやってきたけど、そのすべてに意味があったんだ」