オジー・オズボーン・バンド、
バッドランズ(BADLANDS)、
レッド・ドラゴン・カーテル(Red Dragon Cartel)等での活躍でも知られるギタリスト、
ジェイク・E・リー(Jake E. Lee)。「ジェイクは終わった、もう二度と演奏することはない」という噂もありましたが、彼は引退したわけではなく、右手首に手根管症候群を患っているため、近況がほとんど聞こえてこなかったことが今年判明しました(詳しくは
こちら)。
ジェイク・E・リーはTone-Talkの最新インタビューの中で、手の手術を受けたのかと尋ねられて、次のように答えています。
「(手術は)やっていないよ。手根管症候群だと思っていたんだ。
神経科医のところに行って、針を刺されて電気ショック療法を受けたとき、手根管症候群だと言われた。それで手首専門の外科医の予約を取った。しばらく時間がかかったけど、やっと診察を受けた。外科医は“手術について話す前に...”と言って(手首の)レントゲンを撮ったんだけど、すると、彼女は“あなたは手根管症候群ではありません。あなたにはありません”と言われたんだ。
どうやら僕は右手には軟骨がほとんど残っていないようなんだ。彼女からは、左手の軟骨もほとんど残っていないと言われたけど、僕は左手については気にしていない。
つまり、骨と骨が擦れ合って炎症を起こしているんだ。だから今は、手首にコルチゾン注射を打っている。とてもいい感じだよ。それに、その周りの筋肉を鍛えるための理学療法も受けていて、ストレッチもたくさんやっている。
今は痛みの管理が重要なんだ。そのままにするか、スティーヴ・モーズがやったように、骨接合するかだね。どちらにしても演奏スタイルは変わってしまうだろうけど。もし骨接合にしたら、あとは肘、あるいは指(の治療)、かな。テニス肘みたいだね。彼女は、痛みの管理を勧めてくれた。“骨接合をせずに演奏できるかどうか見てみましょう”とね。かなり過激な提案に聞こえるけど、実際その通りだった。良くなったし、また演奏できるようになったんだ。
ここ4、5年は、曲のアイデアが浮かばない限り、ほとんど弾いていなかった。いつも寝る時にアイデアが浮かぶんだけど、ギターを手に取って、アイデアを書き留めている。だからアイデアはたくさんあるよ。演奏はしている。それほど痛みは感じない。良くなっていると感じているので、手術はしないつもり。しない。そうじゃなくて、肘の使い方をもっと学ぼうと思っている。僕の手首にはまだ(手術はしないという)選択肢があるし、痛みもなんとかできる。また演奏を始めたんだ。2か月くらいかな。ツアーもやりたい。新型コロナウイルスのせいでキャンセルになった(レッド・ドラゴン・カーテルのアルバム)『Patina』ツアーをやり遂げたい。レッド・ドラゴン・カーテルでツアーに出て、アルバム『Patina』に焦点を当てたいし、さらにレコーディングもしたい。成り行きを見守ってほしいな」