エイドリアン・ブリュー(Adrian Belew)、
トニー・レヴィン(Tony Levin)、
スティーヴ・ヴァイ(Steve Vai)、
トゥール(Tool)の
ダニー・ケアリー(Danny Carey)が組んだ、1980年代の
キング・クリムゾン(King Crimson)を演奏する新しいバンド、
BEAT。このツアーのライヴ・アルバムや映像作品のリリースは予定しているのか? またスタジオ・アルバムの可能性はあるのか? エイドリアン・ブリューがGoldmine Magazineの新しいインタビューの中で語っています。
バンドは、このツアーで1980年代のキング・クリムゾンのアルバム3枚、『Discipline』、『Beat』、『Three Of A Perfect Pair』の楽曲を演奏します。
Q:このツアーからライヴ音源やDVDがリリースされますか?
「もしそれをやらなかったら、僕らは愚かだと思う。僕らは愚かじゃないから、きっとリリースされるだろうね。(中略)映像やライヴ録音など、可能な限りすべてをアーカイブすべきだと思っている。見に来てくれた人たち以外には何も残らないなんてことにはしたくない。僕たちが行けない場所もたくさんある。来年か再来年にかけてツアーを延長しない限り、今のところ、そういった場所に行くにはDVDかアルバムしかない」
Q:そういう意味で、BEATの新しいスタジオ・アルバムの可能性はありますか?
「スティーヴと過ごしたある日、彼は僕にちょっとしたギター演奏を見せてくれて“これに取り組んでいるとき、君のことを考えている。君となら素晴らしい曲を作れると思う”と言っていた。クリムゾンでやったように、これを曲として完成させる…そういう考えはあるが、実際に実現するかは、時間的な余裕とタイミング次第だ。
みんな本当に興奮しているけど、みんな他の仕事も抱えている。今、僕らが想像している以上のものになることを本当に期待している。僕らは素晴らしい42公演の全米ツアーを行い、おそらくアジアにも行くだろうし、いずれはオーストラリアにも行くだろう。南米やヨーロッパ全土もいずれは回ることになるだろうね。
誰かのスタジオで腰を落ち着けて、計画を練ることができたらいいね。クリムゾンの時と同じように、ロバートと僕でアイデアを出し合って、十分なアイデアが揃ったらトニーとビルに連絡して、それらのアイデアを検討して、何かに発展するものがないか見ていた。時にはそれらがインストゥルメンタルの曲としてさらに発展することもあり、また時には“メロディを書いて、これを曲にしよう”と思えるようなひらめきが得られることもあった。同じプロセスをたどると思うけど、時間はかかるだろうね。すぐに実現するとは思っていないけど、そうなることは期待しているよ」
Q:(1997-1999年の『Thrak』のラインナップから)トレイ・ガンとパット・マステロットを呼び戻して、6人編成のBEATを結成するのはどうでしょう?
「いいね。いいアイデアだよ!」