オールマン・ブラザーズ・バンド(The Allman Brothers Band)や
ディッキー・ベッツ・バンド(Dickey Betts Band)でも活躍した、テネシー州ナッシュビルを拠点に活動したミュージシャン/ソングライターの
ジョニー・ニール(Johnny Neal)が死去。先述の2バンドにニールと共に在籍した
ウォーレン・ヘインズ(Warren Haynes)がSNSで明らかにしています。70歳でした。
ジョニー・ニールはデラウェア州ウィルミントン生まれ。12歳の時に初めてのシングルを録音しウィルミントン/フィラデルフィア地域のラジオでヒットさせた。大人になってからは、ジョニー・ニール・バンドとして2枚のアルバムをインディーズからリリースした。1984年にナッシュビルに移り、地元のクラブでさまざまなバンドと共演していたところ、当時は解散していたオールマン・ブラザーズ・バンドのディッキー・ベッツの目に留まる。ベッツは、ニールやウォーレン・ヘインズらと共にディッキー・ベッツ・バンドを結成。ニールはキーボードを担当した。1988年にアルバム『Pattern Disruptive』をリリースした。
1989年、オールマン・ブラザーズ・バンドは再結成することを決め、バンドはニール、ヘインズらをバンドに引き入れた。ニールはキーボード奏者/ハーモニカ奏者としてツアー、作曲、レコーディングに参加。オールマンが1990年にリリースしたアルバム『Seven Turns』では4曲を共作し、中でもグレッグ・オールマン、ベッツと共作した「Good Clean Fun」は米ビルボードのメインストリーム・ロック・チャートで1位に輝くなどヒットを記録した。
ニールは1990年にオールマン・ブラザーズ・バンドを脱退した。以降は、自身のバンドでの活動に加え、スタジオミュージシャンとして数多くのバンドのレコーディングに参加した。