キング・クリムゾン(King Crimson)の
ロバート・フリップ(Robert Fripp)は、非常に要求が厳しく、気難しいバンド・リーダーとして紹介されていることが多いですが、2013年から2021年までクリムゾンに在籍した
ジャッコ・ジャクジク(Jakko Jakszyk)は、フリップの評判の裏には何があるのか、人々は完全には理解していないと語る。Classic Album Reviewの最近のインタビューの中で、フリップの評判について尋ねられた彼は、こう答えています。
「あるツアーの前にクラシック・ロック・マガジンのインタビューを受けたんだけど、そこで君と同じ質問をされたんだ。“彼は評判が悪いけど、一緒に仕事をするのは難しくなかったですか?”とね。
僕はこう言ったよ。“いいかい、僕は思ったままを口にするよ。ロバートは信じられないほど協力的で励ましてくれた。彼はまったく気難しくない。素晴らしい人だよ”。
それから数ヶ月が経ち、(キング・クリムゾンの)リハーサルが始まった。リハーサルの最初の週に、僕がインタビューを受けた雑誌が発売された。あるリハーサルの終わりに、ロバートが“ジャッコ、ちょっと話があるんだけど”と言った。僕は“まじかよ”と思った。
彼は僕を呼んでこう言った。“ジャッコ、クラシック・ロック・マガジンのインタビューを読んだよ”。僕は“そう”と答えると、彼は“今後、僕のことを褒めるのはやめてくれないかな? 僕の評判が台無しになってしまう”と言ったんだ。
彼は僕とは(同じ世界に)一緒にいなかった。こういうことはすべて、もっと複雑で微妙なものなんだ。
ロバートはとても独特な人。彼は自分の世界を創った。彼は自分の創り上げた世界に生きている。彼が異を唱え、容認したくないこともあるが、それは彼のことだ。
幸いにも、僕はそのいくつかの問題の最前線に立たされたことはない。彼のことは...何と言えばいいのか? まっすぐな人かな」