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リッチー・ブラックモアと同じ学校に通っていた末期がんの女性、ブラックモアを装った詐欺師に全財産の2700万円をだまし取られる

2024/10/04 10:19掲載
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Ritchie Blackmore
Ritchie Blackmore
リッチー・ブラックモア(Ritchie Blackmore)と同じ学校に通っていた末期がん患者の女性(81歳)が、ブラックモアを装った詐欺師に全財産の14万ポンド(約2700万円)をだまし取られました。

英The Sun紙の報道によると、女性の名前はヴァレリー・ホーウッドで、英ハンプシャー州フリート在住。膵臓がん、肝臓がん、脾臓がんを患うホーウッドは、3年間にわたって何度もApple社のギフトカードを購入し、そのカード記載の番号を連絡するように言われたという。ホーウッドは詐欺に大きなショックを受け、自殺を図ったとも報じられています。

詐欺が発覚したのは、詐欺師から守秘義務を誓わされていたホーウッドが、請求書の支払いのために家族から2000ポンドを借りたいと申し出たときでした。心配したホーウッドの娘が母親の銀行口座にアクセスしたところ、母親の全財産が消えていたことがわかりました。

娘のデビーは同紙の取材にこう話しています。

「母は、自分には本当に親しい有名人の友人がいると思い込み、偽りの安心感に陥ってしまったのです。私たちが詐欺だと伝えたとき、母はまったく信じませんでした。母の世界は完全に崩壊しました。母は何が起こったのか理解できませんでした。詐欺師に全財産を騙し取られたなんて、受け入れるのは難しいことです」「私たちはみんなショックを受けました。母は決して愚かなおばあさんではありません。とても社交的で、とても賢い人です。おそらく母は孤独を感じていたのでしょう。彼らとのチャットを楽しんでいたのです。母がだまされてしまったことは、本当に心が痛みます」

報道によると、ホーウッドは、偽のブラックモアからFacebookを通じて連絡を受け、その後、暗号化メッセージアプリ「Signal」と「WhatsApp」で直接やりとりするようになったという。その後3年間にわたって、偽の投資のために、彼女は14万ポンド相当のApple社のギフトカードを購入したそうです。この事件はハンプシャー警察によって捜査されています。

ホーウッドを支援するため、寄付サイト「JustGiving」に彼女のページが開設されています。