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ローリン・ヒル、フージーズのカムバック・ツアーの失敗をめぐりメンバーのプラーズから訴えられる

2024/10/02 11:15掲載
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Fugees, photo by Al Pereira/Michael Ochs Archives/Getty Images
Fugees, photo by Al Pereira/Michael Ochs Archives/Getty Images
中止となったフージーズ(Fugees)のカムバック・ツアーの失敗をめぐり、ローリン・ヒル(Ms. Lauryn Hill)は、フージーズのメンバーであるプラーズから詐欺および契約違反で訴えられています。プラーズは、ヒルの「傲慢さ」と「自己愛的な傾向」がカムバックツアーの妨げとなったと主張しています。

フージーズのカムバック・ツアーは2023年11月、ヒルの「深刻な声帯障害」により、いくつかの日程が延期され、その後、「重大な管理ミス」により2024年のツアーは中止となりました。

ニューヨーク連邦裁判所に提出された訴状を米Varietyが入手。それによると、カムバック・ツアーは前売りの状況を考えれば「商業的に大成功」を収めるはずでしたが、ヒルがツアー予算を管理していたため、予算は「不必要な、そしておそらく架空の支出で膨れ上がった」状態になったという。ヒルは監査を拒否し、自分自身に利益をもたらそうとする「隠れた悪意のある」試みを行ったと主張しています。

また、訴状にはフージーズがコーチェラ・フェス出演オファーを500万ドルで受けたが、それをヒルが一方的に断ったことも非難しています。

「ヒルは、500万ドルのオファーを一方的に断ったことで、またもや傲慢さを示した。その理由は、フージーズが出演を予定していた夜、トップ・アーティストとして出演するのはフージーズではなくノー・ダウトだったので、彼女のエゴが傷ついたからだ。

ヒルは、そのオファーについて、またそれを断ったことについて、プラーズに一切話さなかった。プラーズがその事実を知ったのは、同じコーチェラ・フェスに出演予定だった息子のYGマーリーのためにオープニングアクトとしてフージーズの曲を数曲無料で演奏することに同意してくれないかとヒルがプラーズに頼んだときで、もうそれはすでに手遅れになっていた」

プラーズは、ヒルがソロツアーが失敗したため、チケットの売り上げを伸ばすためにはワイクリフ・ジョンを含む他の2人のメンバーが必要だと感じて、再結成を持ちかけたと主張しています。訴状では「(彼女は)アリーナ規模の会場でパフォーマンスを行って、飽くことのないエゴを満たす唯一のチャンスは再結成することだ」と気づいたと主張しています。

これに対してヒルは声明を発表し、プラーズの訴訟は「根拠のない」ものであり、「虚偽の主張と不当な攻撃に満ちている」と述べています。さらに、この訴訟には、プラーズが自身の法的トラブルに対処するために受け取った前払金が除外されているとも付け加えています。

プラーズは昨年、マレーシアの投資家から2012年のバラク・オバマの選挙運動に資金を流し、米国で違法なロビー活動を行ったとして有罪判決を受けました。

ヒルは声明でこう述べています。

「彼が現在の法的トラブルにつながる不幸な決断を下した際、私は彼のそばにはいませんでした。私は彼にその決断をするよう助言したわけではありませんので、私は彼の決断とその結果に対して一切の責任を負いません。でも、私は、彼を助けようと自ら進んで行動を起こしました。彼の攻撃にもかかわらず、私は今でも彼を思いやり、彼にとって良い結果になることを願っています」