MR.BIG の
ビリー・シーン(Billy Sheehan) が
ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N' Roses) の演奏を初めて観たのは、デイヴィッド・リー・ロス・バンド時代のセキュリティ担当が勧めたからだったという。シーンはポッドキャスト『Appetite for Distortion』に出演した際、当時の様子を振り返っています。
「『Eat 'Em and Smile』ツアーでデイヴィッド・リー・ロスと一緒だった時、僕たちのセキュリティ担当にダグ・ゴールドスタインがいた。彼は僕たちのバスにいた。僕、スティーヴ・ヴァイ、グレッグ・ビソネット、ブレット・タグル、ダグ、衣装係のロビン・レモン…バスには6人か8人くらいいたかな。みんなで一緒に過ごしてとても楽しかったよ。
ダグが“このバンドをやることになった”と言ったので、僕たちは“そうか、よかったな、ダグ”と答えた。“そのバンドがいいんだ。見に来てよ”と言うので、“まあ、機会があればね”と答えた。彼らはまだ新人だったし、それがガンズ・アンド・ローゼズことを言ったかどうかもわからない。いずれにしても僕は彼らのことを聴いたことがなかった」
それからしばらくして、シーンはガンズ・アンド・ローゼズが出演するロッククラブを訪れました。
「サンタモニカ大通りのトルバドゥールに行こうぜ、ってことになって、ダグが“俺のバンドが演奏するんだ”って言うから、みんなでオフの日に出かけることになった。それで、俺たちはフロントバーに座って、ガラス窓越しにバンドの演奏を観た。ものすごくうるさいというわけでもなかった。彼らを観たとき、ダグが“お前らも来いよ”と言ったので、僕は“ここからでも聴こえるよ。大丈夫”と言ったのを覚えている。
女の子と飲みにいくためにそこへ行っていたわけで、ここに来たくているわけじゃなかった。でも、僕は“この連中はかなりいいぞ。ダグは見つけたんだ”と思ったのを覚えているよ。
初期の頃、僕はよくレインボー・バー&グリルに行っていた。ある夜には、アクセル(ローズ)と一緒に座ったこともある。素晴らしい会話ができた。彼は素晴らしい人だ。
ダフ(マッケイガン)とも、素晴らしい会話ができた。素晴らしい人で、素晴らしいベーシストだよ。あのバンドについては、ポジティブなことしか言えない。彼らが手にした衝撃的で、まさにふさわしい成功を、とても嬉しく思っているよ」
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