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高野寛、YMOを軸にしながら音楽家としての歩みを綴った随筆集『続く、イエローマジック』発売

2024/09/27 16:35掲載
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高野 寛 / 続く、イエローマジック
高野 寛 / 続く、イエローマジック
「“未来の音楽”と出会い、黄色魔術に罹ったその日から、僕はYMOチルドレンになった」。憧れを追いかけて、音楽に人生を捧げた高野寛が、YMOを軸にしながら音楽家としての歩みを綴った随筆集『続く、イエローマジック』がミルブックスから11月11日発売。
■『続く、イエローマジック』
高野 寛 著
 
2024年11月11日頃発売 
ミルブックス 
定価1,300円+税
ISBN978-4-910215-20-4 C0095 
四六版・256p
装画 服部あさ美

<内容>
 
【”未来の音楽”と出会い、黄色魔術に罹ったその日から、僕はYMOチルドレンになった】
憧れを追いかけて、音楽に人生を捧げたミュージシャン・高野寛が
音楽を通して出会ったかけがえのない人々との交流を綴った随筆集
 
15歳の春、YMOに出会ったその日にYMOチルドレンとなり、音楽に人生を捧げた青年は気づけばデビュー35周年を迎えていた。
様々な音楽家たちと交流しながら、音楽と真剣に向き合ってきた高野寛が、YMOを軸にしながら音楽家としての歩みを綴った、書き下ろし随筆集。
これまで語ることのなかった心のうちを包み隠すことなく記しただけでなく、昭和・平成・令和を巡るYMOを中心としたポピュラー音楽史としても貴重な内容がギュッと詰まっている。
装画は雑誌『& Premium』の音楽特集号の表紙も話題となった人気イラストレーター・服部あさ美による描き下ろし。文中にも登場する、15歳の高野寛青年がYMOチルドレンになったその瞬間をイメージしている。
 
【目次より】
YMOとの邂逅|未来の音楽「YMO」との衝撃の出会い
憧れを追いかけて|高橋幸宏さん、ムーンライダーズ主宰のオーディションに合格
プロの洗礼|高橋幸宏さんプロデュースでプロデビュー
虹の都へ|憧れのトッド・ラングレンとのレコーディング  
この声は小さすぎて|ヒット曲が生まれた喜びと葛藤 
渋谷系前夜|フリッパーズ・ギター、オリジナル・ラブとの交流
新たな世界への旅立ち|坂本龍一さんと世界を旅したワールドツアー
教育テレビという遊び場で|伝説のテレビ番組『土曜ソリトンSIDE−B』
初めての一人旅|新たな挑戦、弾き語りツアー
初めてのバンド|ナタリーワイズと9・11の衝動
サヨナラから|名曲『サヨナラCOLOR』誕生秘話とハナレグミ
ボス|忌野清志郎さんとの友好と別れ
イエローマジック、再び|細野晴臣さんの知られざる音楽活動期
聖地・ハイドパーク|シンガー・小坂忠さんから学んだこと
MIYAとブラジルと仲間たち|宮沢和史さんと仲間たちとの音楽世界旅
HASとHASYMOとYMO|YMOと同じステージに立った忘れられない日
蛹のままで|大人のバンド「pupa」の楽しい記憶
復活と変身|バンマスとして参加した星野源さん復活武道館ライブ 
教えて、学んで|教え子であり同志である中村佳穂さんとの出会い  
四度目のブラジル|夢が叶ったブラジルでのレコーディング
ワールド・ハピネス|ミュージシャン「のん」デビューの裏側
イエロー・マジック・チルドレン・コンサート|YMOの遺伝子を繋ぐコンサート
ステイ・ステイ・ステイ|コロナ禍の葛藤と格闘
続く、イエローマジック|高橋幸宏さん記念コンサート、そして大切な二人との別れ
ヒア・ウィ・ゴー・アゲイン|デビュー35周年を迎えて
 
正面切ってYMOのことを書くのは、正直照れ臭かった。一緒に仕事もさせてもらったけれど、いつまでも手の届かない憧れだった。
身の危険を感じる今年の酷暑は、執筆にはうってつけだった。記憶の隅でくしゃくしゃに絡まっていたわだかまりを丁寧に解きほぐして巻き直すような日々が続いた。
今は、35周年の総括にふさわしい本ができてホッとしているところ。
多くの方に届きますように。
-高野 寛
 
◎高野 寛(たかの・ひろし)
ミュージシャン。1964 年生まれ。1988 年、高橋幸宏プロデュースによるアルバム『hullo hulloa』でソロデビュー。ほとんどの楽曲の作詞・作曲・編曲・ギター・プログラミングを自ら手掛けるスタイルで、20枚を超えるソロアルバムを発表。宮沢和史らと結成したGANGA ZUMBA、高橋幸宏・原田知世ら と結成したpupa、BIKKE・斉藤哲也と結成したNathalie Wise などのバンドでも活動。2013年に京都精華大学ポピュラーカルチャー学部・音楽コース特任教授に就任、2018〜2023年に同学部客員教授を務めた。2023年にデビュー35周年を迎え、多方面で精力的に音楽活動を行なっている。