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「ヨーロッパ、南米、日本では大きいのに、米国ではメタルはあまり人気がない」 アクセプトのヴォーカリストが米国のメタルの現状について嘆く

2024/09/27 12:40掲載
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「米国ではメタルは世界の他の地域ほど大きくはない。ヨーロッパは今でも大きい。南米も大きい。日本も大きい。でも、米国ではメタルはあまり人気があるとは言えない」と、アクセプト(Accept)のヴォーカリスト、マーク・トーニロは、米国のメタルの現状について嘆き、メタルをプロモーションしないメジャーレーベルを批判しています。『Rockin' Metal Revival』のインタビューより。

「確かに、ここ(米国)ではメタルは世界の他の地域ほど大きくはない。ヨーロッパは今でも大きい。南米も大きい。日本も大きい。でも、ここではメタルはあまり人気があるとは言えない。それは、レコード会社が適切にプロモーションしていないことと関係があると思う。俺たちの会社のこと悪く言っているわけではない。今はNapalmと仕事をするのが大好きだ。彼らは本当に素晴らしい仕事をしてくれている。でも、メジャーレーベルはメタルをプロモーションしてくれない。彼らは十分にプロモーションしない。もし彼らがそうすれば、子供たちも夢中になるはず。彼らはテイラー・スウィフトやヒップホップを売りたいと思っている。そういうことなんだ。でもヘヴィメタルは常にそこにある。どこにも行かない。ただ、またアンダーグラウンドに戻るだけだ」

インタビュアーが、ヨーロッパではスタジアムで演奏できるメタルバンドも、アメリカでは小さな会場でしか演奏できないバンドもいると指摘すると、トーニロもこの意見に同意して、こう話しています。

「そうだね、K・K(ダウニング率いるKK's プリースト)と俺たちはスコーピオンズと一緒にヴァッケン(ドイツのWacken Open Air festival)で8万人の前で演奏した。そして今、俺たちは(アメリカで)小さな劇場や大きなクラブで一緒に演奏している。これが現実なんだよ」

トーニロは今年3月にカナダのメタル専門誌『The Metal Voice』のインタビューの中でも北米ツアーの難しさについて語っていました。

「北米ツアーは常に難しい。ある程度の収益を確保できるだけのキャパシティのある会場で演奏する必要がある。でも、そのためには観客がいなければならない。今年は何が何でも実現させる。もし赤字になるとしても、そうするしかないと全員で決めた。プレイしなければならない。ファンのために演奏しなければならないんだ。

南米ではチケットの販売に問題はない。ヨーロッパでも、あるいは他の場所でも、チケットの販売に苦労することはない。アメリカは、もはやメタルの領域ではないということなんだ。なぜなのかはわからないが。毎年アメリカでツアーをすることができれば、これ以上のことはない。しかし、どうなるかはわからないんだ」