オジー・オズボーンが選ぶ「お気に入りのオジー・オズボーン楽曲は？」

オジー・オズボーン（Ozzy Osbourne）が選ぶ「お気に入りのオジー・オズボーン楽曲は？」。英Metal Hammer誌では、オジーがソロアーティストとしてロックの殿堂入りを果たすことを記念して、著名なアーティストたちが選んだオジーの偉大な楽曲の数々を紹介しています。また同誌では、オジー本人にもインタビューを行い、「お気に入りのオジー・オズボーン楽曲」を選んでもらっています。

「“Mama, I’m Coming Home”には特別な思い入れがある。レミー（キルミスター／モーターヘッド）が歌詞を書いたが、俺は彼に自分が言いたいことを正確に伝えたよ。

個人的に好きな曲というのは特にないんだ。みんなはいつも、自分が作ったアルバムの中でどれが一番好きかと尋ねてくるが、そんなものはないんだよ！　アルバムは、楽しかったとき、混沌としていたとき、あるいはひどく惨めな思いをしたときの記録だ。 それぞれが、そのときの俺の反映なんだよ」

「Mama, I’m Coming Home」は1991年にリリースされたアルバム『No More Tears』に収録されています。この曲は、アルバムでレミーとコラボした2曲のうちの1つ。レミーは2013年にClassic Rock誌のインタビューで、この曲の歌詞を思いついた経緯について次のように語っています。

「俺はただ歌詞を書いただけ。彼は歌詞を入れたい箇所を指定したテープを俺に送ってくれた。タイトルは彼が付けたと思う。俺はタイトルを思いついてから、それに沿って曲を書くので、そういうのは得意なんだ。その後、オジーと俺はあるフェスティバルで同じテントでインタビューを受けていたんだけど、そのインタビュアーが“Mama I'm Coming Homeという曲はあなたが書いた曲の中で最もパーソナルな曲ですね。それは大きな苦しみでしたか?”と尋ねた。するとオジーは“彼が書いたんだ!”と答えたんだよ」