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フォリナーが30年ぶりに発表したオリジナル・ヴォーカルのルー・グラムをフィーチャーした新曲 グラム本人が語る

2024/09/24 21:55掲載
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Foreigner - Photo by Neal Preston
Foreigner - Photo by Neal Preston
フォリナー(Foreigner)は8月に、30年ぶりにオリジナル・ヴォーカルのルー・グラム(Lou Gramm)をフィーチャーした新曲をリリースしました。この曲「Turning Back The Time」のデモが最初に作られたのは1996年でした。グラムはこの曲についてUltimate Classic Rockの新しいインタビューの中で語っています。

「Turning Back the Time」は、1994年のアルバム『Mr. Moonlight』の続編として、ミック・ジョーンズ(Mick Jones)と行ったデモセッションの一部でしたが、当時は完成しませんでした。

「未完成の曲は諦めていた。それ以来、僕らは話をしていなかったからね。僕らは黄金時代にいると思っていたんだけどね」

グラムが脳腫瘍と診断されたのは、フォリナーが「Turning Back the Time」を制作した1996年のレコーディング・セッションから間もなくのことで、日本ツアーも控えていました。

「その直前に、ミックと僕は新曲の制作に取りかかった。僕たちは、新しいアルバムの制作に十分な時間が取れていたと感じていた。それで僕たちは新しい曲の制作に取り掛かり、彼と僕が取り組んだアイディアは8つほどあったと思う。彼はコードを書き、僕たちはそれをアレンジした。僕は歌詞を歌ったり、意味不明な言葉を歌ったりして、曲に慣れるようにしていた。そして、その頃に僕は19時間に及ぶ脳の手術を受けたんだ」

グラムはフォリナーと共に再びツアーに出ましたが、アルバムのプロジェクトに戻ることはありませんでした。彼は2003年にバンドを脱退し、「Turning Back the Time」は倉庫で眠り続けました。

「僕たちは新しいアルバムの方向性について行き詰まり、それ以来、取り組むことはなかった。彼からアルバムを完成させようとしているという連絡も一切なかった。だから、これらのデモを発掘し、完成させるまでに22年もかかったんだ。今、1曲ずつリリースしていく予定で、現在リリースされているのが最初の1曲なんだ」

グラムは、オリジナルのデモ・セッションを「『Rubber Soul』時代のビートルズを少し彷彿させるものだった。いくつかの曲にはそのテイストが少し入っていた。ビートルズをコピーしていたわけではない。僕たちはフォリナーだったが、そこにはビートルズを彷彿させる何かが少しあったんだ」と語っており、「Turning Back the Time」の歌詞には、このような影響が反映されており、グラムは『エド・サリバン・ショー』でのビートルズの伝説的な出演について言及しています。

当初から「Turning Back the Time」のソングライティングに関わっていたマーティ・フレデリクセン(Marti Frederiksen)とジョーンズが、最終的にグラムのデモ・ヴォーカルに合わせて曲を完成させました。

「Turning Back the Time」は、フォリナーの<ロックの殿堂>入りを記念した最新ベスト・アルバム『Turning Back the Time』にも収録されます。アルバムは10月4日発売。



https://ultimateclassicrock.com/
■『Turning Back the Time』

1. "Feels Like The First Time”
2. “Cold As Ice”
3. “Long, Long Way From Home”
4. “Hot Blooded”
5. “Double Vision”
6. “Dirty White Boy”
7. “Head Games”
8. “Urgent”
9. “Waiting For A Girl Like You”
10. “Juke Box Hero”
11. “Girl On The Moon”
12. “I Want To Know What Love Is”
13. “That Was Yesterday”
14. “Say You Will”
15. “Can’t Slow Down”
16. “When It Comes To Love”
17. “The Flame Still Burns”
18. “Turning Back The Time”