ドッケン等での活躍でも知られるギタリストの
ジョージ・リンチ(George Lynch)は1990年代、ボディビルにハマり、厳しいトレーニングを行っていました。ウェイトリフティングはギター演奏に影響を与えたのでしょうか? Ultimate Guitarの新しいインタビューの中で語っています。またミュージシャンにとってルックスが重要である理由についても語っています。
ジョージは今でもトレーニングを欠かさず行っていますが、厳しいトレーニングをやめてからしばらく経っています。
Q:90年代、あなたはボディビルダーでもありました。ウェイトリフティングはギター演奏に影響を与えましたか?
「ああ、間違いなく影響はあったね。多少なりとも、明らかに強くなったと思う。だから、ある程度は有益だったと思うよ。
でも、前腕にひどい筋肉のけいれんが起こるようになってしまった。それが治まらない。何か長めの曲を演奏しようとすると、必ずけいれんが起きた。それを軽減するために、いろいろと工夫しなければならなかったんだ。
まあ、そうしたことが副産物として起こった。あれだけの重量を持ち上げれば、時には演奏も不可能になる。どんなに長いソロでも、左腕がけいれんしてしまう。 まるで鉤爪のような手になってしまった。 固まってしまって、本当に怖かった。まあ、そうだね、良くなかった。確かにやり過ぎたと思うよ」
Q:現代のロックミュージシャンにとって、ルックスはどれくらい重要なのでしょうか?
「まあ、時にはイメージを持たないことがイメージになることもある。イメージを定義するのは難しいね。それは動く的のようなものだね。
でも、君の言いたいことは分かるよ。ルックスは...明らかに、現代では、メイクをした中性的な見た目は、人生のあらゆることにおいて重要だ。だから、人々がその人をどのように受け入れ、どのように扱うか、そしてどれほど成功するかにも影響するだろうね。
そういう意味では、重要だと思う。でも、残念ながら、という意味でね。俺は80年代から来ているので、それは常に俺の考えの一部であり、これからも少しはあると思う。
でも、俺の場合は、もうとっくにその時代は過ぎ去ったと思っているよ。あと数週間で70歳になるというのに、最新のセックスシンボルになろうなどとは思わないよ。でも、年齢を重ねるにつれて価値観は変わってくるものだ。
俺たちは皆、できる限りベストに見せたいと思っているし、実際そうしてきた。でも、イメージを持つということは、ある意味、生まれつきのものであり、少なくともスタイルのセンスは生まれつき備わっているものだと思う。後天的に獲得できるものではないと思うな」