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ジョン・アンダーソン イエス復帰に今は興味なし 「S.ハウに連絡を取ったがほとんど返事がなかった。最終的に“よし、次に進もう”と思った」

2024/09/22 21:50掲載
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Jon Anderson & The Band Geeks / TRUE
Jon Anderson & The Band Geeks / TRUE
ジョン・アンダーソン(Jon Anderson)イエス(Yes)復帰について、実際にスティーヴ・ハウ(Steve Howe)に連絡を取ったことがあったが「ほとんど返事がなかった」そうで、最終的には「よし、次に進もう。前に進んで、自分のことをやろう」と思ったという。交代劇について、もはや「傷ついていない」と、英Classic Rock誌の新しいインタビューの中で明かしています。

アンダーソンが重度の喘息発作による呼吸不全で入院した後、2008年、イエスはカナダ人シンガーのベノワ・ディヴィッドを迎えて活動を再開しました。

「僕がバンドを去ったのではなく、バンドが新しいシンガーを迎えたんだよ。僕は妻のジェーンに、こう言ったんだ。ギターを持ってステージに上がって物語を語るから、一緒に世界中を旅しよう、とね。それを2年間続けた。信じられないことだったよ。イエスはシンガーを迎え、そのまま活動を続けたけど、それは決して以前と同じではなかった」

もしハウから電話がかかってきて、イエスに復帰するように言われたらどう答えるかと尋ねられたアンダーソンは、今のところそのオファーには興味がないと主張しています。

「今は(もう興味が)ない。実際に彼に連絡を取ったことがあったけど、ほとんど返事がなかった。(中略) 最終的には“よし、僕は次に進まなきゃいけない。前に進んで、自分のことをやるんだ。それでいい。でも、ある時期に一緒に多くのことを経験した友人であることに変わりはない”と思ったんだよ。僕とスティーヴは(イエスの名曲)“Close To The Edge”を書いたんだ」

イエスでの交代劇が今でも傷になっているかと尋ねられると、「いや、自分が望んでいたイエスを手に入れたからね」と答えています。新しいソロ・アルバム『TRUE』を一緒に制作した、最近のコラボレーターであるザ・バンド・ギークスについて「まるで天からの贈り物だ」と言い、「このアルバムの制作は僕の人生で最も素晴らしい経験のひとつでだった。とても楽にできたよ」と付け加えています。

同じインタビューの中で、アンダーソンが、元イエスのバンドメンバーであるリック・ウェイクマンとトレヴァー・ラビンとともに結成したバンド、ARW(のちに“イエス・フィーチャリング・ジョン・アンダーソン、トレヴァー・ラビン、リック・ウェイクマン(YES featuring Jon Anderson, Trevor Rabin & Rick Wakeman)”と改名)についても語っています。2016年に結成されたARWは、2018年にライヴ・アルバム『Live At The Apollo』をリリースしました。しかし、一緒に新曲に取り組んでいるという噂があったにもかかわらず、スタジオアルバムは実現せず、2020年にバンドは解散しました。

ARWがうまくいかなかったことについて、アンダーソンは「非常に単純なことだよ。マネジメントが悪かっただけだ。外部の人間たちが騒いでいた。外部からの影響で続けることができなくなったんだ。人生は続いていくものだよ」