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モーツァルトの未発表曲がドイツの図書館で発見される 10代前半に作曲された1760年代の作品

2024/09/20 14:10掲載
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Mozart - painting is from 1766, when he was 11 - Hulton Archive/Getty Images
Mozart - painting is from 1766, when he was 11 - Hulton Archive/Getty Images
英ガーディアン紙によると、モーツァルトの未発表曲がドイツの図書館で発見されました。

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが10代前半の頃に作曲したとみられるこの楽曲は、1760年代半ばから後半に作曲されたもので、弦楽三重奏のための7つの小規模な楽章からなり、演奏時間は約12分であるという。

音楽学者であるルートヴィヒ・リッター・フォン・ケッヘルが編集したモーツァルトの全作品の年代順カタログの最新版を編纂している研究者が、その過程でドイツのライプツィヒ市の音楽図書館で、これまで知られていなかった未発表の楽曲を発見しました。図書館によると、この作品はカタログでは「Ganz kleine Nachtmusik」と表記されているという。

新たに発見された手書きの楽譜はモーツァルト自身が書いたものではなく、1780年頃に書かれたコピーであると考えられると研究者は述べています。

この作品は9月19日にオーストリアのザルツブルクで行われたケッヘルカタログの発表会で弦楽三重奏団によって演奏されました。9月21日にはライプツィヒのオペラ座でドイツ初演が行われる予定です。