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テスタメントのアレックス・スコルニック 90年代初頭のメタル・シーンは「非常に閉鎖的だった」 それがテスタメント脱退の理由だったと語る

2024/09/19 15:18掲載
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Alex Skolnick
Alex Skolnick
テスタメント(Testament)アレックス・スコルニック(Alex Skolnick)はThis Day in Metalのインタビューの中で、90年代初頭のメタル・シーンは「非常に閉鎖的だった」と振り返り、それがテスタメント脱退の理由だったと語っています。

「メタルのシーンは、非常に閉鎖的だった。メタル以外を言及することはあまり多くなかった。今は少し違う。メタルバンドの知り合いもたくさんいるし、メタルとは関係のないアーティストの曲も紹介できる。

ザッパのことも話せる。モータウンのことも話せる。ブルーノートのクラシックなジャズ・レコードのことも話せる。でも当時は、メタル以外のことに少しでも興味を持っていると、破門されそうな雰囲気だった。とても奇妙だった。それはある種の“若さ”でもあった。人は成長していくものだよ。

いずれにしても、おそらく俺はバンドを去っていただろう。ミュージシャンとして成長するためには、自分だけのスペースが必要だと気づいたからね。もう少しうまく機能していれば、もめ事は少なかったと思うが、当時はそうではなかった。今はまったく違う。以前のテスタメントは、まるで別のバンドだった。今の彼らと当時の彼らでは、うまくやっていけなかっただろう。俺も当時、いろいろな意味で扱いやすい人間ではなかったと思うしね。

若かったということもあるけど、(テスタメントに)戻ってきたときには、自分のインストゥルメンタルの面を維持しながらやっていけるという確信があった。また、他のプロジェクトもやるつもりだとはっきり言った。インストゥルメンタルの音楽も続けていくつもりだし、メタルとは全く異なるアーティストたちとも一緒に仕事をして、向上し続けたいとも思っている。それは素晴らしいことだよ。そういうことが受け入れられるようになってきたと思うんだ」