HOME > ニュース >

「アイズレー・ブラザーズのアーニー・アイズレーは不当に過小評価され続けているギターヒーローだ」 リヴィング・カラーのヴァーノン・リード語る

2024/09/17 21:22掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Ernie Isley: Karen I. Hirsch/ZUMA.
Ernie Isley: Karen I. Hirsch/ZUMA.
アイズレー・ブラザーズ(Isley Brothers)アーニー・アイズレー(Ernie Isley)は不当に過小評価され続けているギターヒーローだ。もっと称賛されるべき」と、リヴィング・カラー(Living Colour)のギタリスト、ヴァーノン・リード(Vernon Reid)が語っています。

米Guitar World誌による「大物ギタリストが70年代のお気に入りのギタリストを選ぶ」企画で、ヴァーノンはアーニーを「その10年間で最も影響力のあるギタリスト」に選んでいます。ヴァーノンはアーニーの演奏があまり評価されていないことに驚いていると語っています。

「俺に多大な影響を与えた素晴らしいギターの巨匠たちのなかで、彼の名を挙げずにはいられない。当時のロックギター専門メディアやロック音楽専門メディアでは、彼の名前はまったく見かけなかった。

驚くべきことに、ジミ・ヘンドリックスのほぼ直系の音色の子孫であるアーニーの評価が正当に認められない状況は、今日まで続いている。

アーニーがジミと直接交流していたことは疑いのない事実であるにもかかわらず、ジミは60年代にアイズリー・ブラザーズと活動していたから、アーニーの評価は正当に認められない状況が続いている。

アーニーが“That Lady”、“Summer Breeze”、“Live It Up”などのヒット曲やオリジナル曲、カヴァー曲で、ジミの影響を受けたスキルを披露していたにもかかわらず、それは続いた。

あらゆるジャンルの音楽でギターの重要性が高まり、大衆の想像力をかき立てる重要な10年間において、彼は同時代の同僚たちと一緒に取り上げられることはほとんどなかったんだ」

ヴァーノンは1973年の「That Lady」におけるアーニーのワイルドなスペースファズ・ソロを、自身のお気に入りの70年代ギター・ソロのひとつとして挙げています。