Joe Perry - Photo:Ross Halfin
エアロスミス(Aerosmith)のギタリスト、
ジョー・ペリー(Joe Perry)は、何年も前に売ったギターの中に、手放したことを特に後悔している1本があるという。それを最後に目撃したのは日本だったという。ペリーは「買い戻したい」とGuitarist誌の最新号で語っています。
ペリーは同誌で手放したことを後悔しているギターについて質問されました。ペリーは、ツアー中に購入した何の変哲もない赤いホフナー・ストラトキャスターのクローンを挙げています。ペリーは1990年代に毎年7月4日にスナピー湖の地元の人々を魅了するために、そのギターで米国国歌を演奏していたという。
「そのギターで2、3年演奏したけど、年月が経つにつれ、結局は(他の)メインのコレクションに戻ったんだ。ツアーの終わり頃には大体そんな気分になっていて、一度も弾いたことのないギターが400本くらいあった。“いくつか処分しなきゃ。少し家を片付ける時が来た”と思って、何本かのギターを処分するつもりだったんだけど、なぜか、そのギターがリストに入っていたんだ。
そのあと3~4ヶ月後、そのギターがなくなっていることに気づき、“次からはもっと注意しないと。しばらくは何も処分しないぞ”と思ったんだよ。
それから数年後、俺たちは日本の新幹線に乗っていた。新幹線には30人か40人のファンが俺たちを追いかけて乗っていた。電車が走り出すと、そのうちの一人の少年が、あのギターを差し出してサインを求めてきた。
電車はすでにゆっくりと動き出していて、その少年はマジックでサインを求めていた。俺は“このギターを買い戻すか、何か他のものと交換したりできないかな、この子の連絡先を教えてもらわないと”と考えていた。あのギターには確かに思い入れがあったからね。
でも、俺たちは次の街に向かうところだったし、その時点では、どうやってその子に連絡を取ればいいのか見当もつかなかった。ファンクラブを通じて彼を探し出し、彼が誰なのか突き止めようと思えばできたかもしれないけど、それもできなかった」
ペリーは、この話にはハッピーエンドが待っていることを期待しており、将来、どこかの時点で、このギターと再会できるかもしれないとの希望を捨てていないという。
「買い戻すつもりだよ。他のものと交換するつもりだよ。もう一度手に入れられたら楽しいだろうね。あれは型破りなギターの1つで、今月の最も人気のギター、というわけではなかった。でも、すごくクールな音がしたし、ネックもすごく良かった。 それよりも、センチメンタルな気持ちになるんだ。 失くしてしまったことを後悔しているよ」