David Gilmour - Photo by Anton Corbijn
ピンク・フロイド(Pink Floyd)の
デヴィッド・ギルモア(David Gilmour)は英Mojo誌の新しいインタビューの中で、「Another Brick In The Wall」をもう演奏することはないだろうと語り、「ロジャー脱退後のピンク・フロイドでは自分の考えに反してやっていた。“Money”も同じだ」とも語っています。また
ロジャー・ウォーターズ(Roger Waters)による『The Dark Side Of The Moon』のリメイクは聴いておらず、ウォーターズとの関係について尋ねられることを「うんざりする」と表現しています。
ギルモアの妻であり共同制作者のポリー・サムソンは2023年にウォーターズのことを「芯まで腐った反ユダヤ主義者」「プーチン擁護者」とツイートし、夫のギルモアはこのツイートをリツイートして「すべての言葉は明らかに真実である」と投稿しました。この投稿についてギルモアは同誌のインタビューの中で振り返り、「あのツイートは出さなければならなかった。僕はそれに一切の後悔はない。まったく後悔していない」と話しています。
また、ギルモアは自身のソロ・ツアーにピンク・フロイドの楽曲をどのように取り入れるかについて語っています。
「過去の曲の中には、歌うことに抵抗があるものもある。(1982年作『The Wall』収録の)“Run Like Hell”は大好きだ。そのために作った音楽は大好きだったが、あの曲はすべて“逃げろ、逃げろ、逃げろ…”と歌っている。今となっては、なんだか...ちょっと怖くて暴力的に感じられるんだ。
“Another Brick In The Wall”も、もう演奏することはないだろう。自分のバンドではやったことがないと思うが、ロジャー脱退後のピンク・フロイドでは、自分の考えに反してやっていた。“Money”も同じだ。あれはもうやらない。僕は、本質的に自分の音楽であり、自分にも所有権があると思うものにこだわり続けるつもりだ。“Comfortably Numb”とか、“Wish You Were Here”、“Shine On You Crazy Diamond”とかかな」