REO Speedwagon, photo by Randee St. Nicholas
REOスピードワゴン(REO Speedwagon)は2024年限りでツアー活動を終了すると発表。フロントマンのケヴィン・クローニンとベーシストのブルース・ホールの間で生じた「和解しがたい相違」が、この決定の要因となったと説明しています。
バンドのトラブルは2023年11月に始まり、REOスピードワゴンはホールが背中の手術を必要とするため、マット・ビソネットがツアーで代役を務めることを発表しました。先日まで行われていたトレインとの共同ヘッドラインツアーにはホールは参加していませんでした。
以下、声明より
「ブルースは今頃はまたツアーに出るつもりでいた。
もし彼一人の判断だけならば、彼はツアーに戻っていただろう...しかし、それは彼一人の判断ではない。 彼がファンの期待するレベルのパフォーマンスができるほど十分に回復していないというのが、全員一致の意見だった。
ブルースは、その意見を尊重してくれたし、マットが(代役を務めてくれたので)夏ツアーの間、ワゴンを走らせ続けることができたことに感謝している。ブルースは、50年近くも愛してきたバンド、ファン、クルーから身を引くつもりなどまったくなかった。
ケヴィンもまた、バンドを離れるつもりはまったくなく、ファンやクルーは彼にとってかけがえのない存在だ。
このような複雑な状況により、ブルースとケヴィンの間には、和解しがたい相違が生じてしまった。 そのため、非常に残念でありますが、2025年1月1日をもってREOスピードワゴンはツアー活動を終了することを発表いたします。 ニール、ケヴィン、ブルースは長年にわたるファンからの変わらぬサポートに感謝するとともに、バンドに素晴らしい思い出を与えてくれたファン一人ひとりに、この思い出が永遠に心に残ることを願っています」
ホールはこれとは別にFacebookで声明を発表しています。
「こんな形で幕を閉じるなんて、夢にも思っていなかった。とても悲しい。ニールと僕はワゴンを走らせ続けようと全力を尽くしたことを知っておいてほしい。素晴らしい愛とサポートにとても感謝している。みんなは僕がステージに戻ってくることを強く望んでいた。信じてほしい。僕もそれを望んでいたんだ。僕たちには、フェアウェルツアーをする価値があった。
はっきり言っておきたいのは、僕はケヴィン、僕、デイヴ、ブライアン、デレクのラインナップでREOスピードワゴンとしてツアーを続けたかった。背中の手術を受ける前と同じようにね」