Jane’s Addiction Boston 9-13-2024 Perry Farrell Flips Out
ジェーンズ・アディクション(Jane's Addiction)のライヴ中に、ヴォーカリストの
ペリー・ファレル(Perry Farrell)がギタリストの
デイヴ・ナヴァロ(Dave Navarro)を突き飛ばし、さらに殴りかかったため、ファレルはスタッフらに制止され、ステージから退場させられました。これにより、この公演は突然幕を閉じています。映像あり
この出来事があったのは9月13日のボストン公演で、11曲目の「Ocean Size」を演奏している時でした。
会場にいたファンによると、ファレルはこの夜、いくつかの曲でタイミングがずれていたようで、そのことが他のバンドメンバーとの対立につながったようです。
海外メディアによると、数日前のパフォーマンスから、ファレルのパフォーマンスに対する批判が出ているそうで、9月10日にはファレルは公演中で自分の状態に触れ、声に問題があると述べたという。
この公演に参加したというある観客は、Redditで次のように述べています。
「私は13列目で、間近で観ることができた。ライヴは“Mountain Song”まで順調に進んでいた。彼 (ファレル) はライヴの序盤は調子も良く、集中していたように見えたけど、夜が更けるにつれ、時折集中力を失っているように見えた。“Mountain Song”の冒頭でペリーのヴォーカルが間に合わず、デイヴが動揺して、ソロを弾くためにステージの脇に行く直前にペリーに何か言ったのだと思う。デイヴが速弾きしている間、ペリーは困惑したように彼を見つめ、数分間イライラしていた。
その後、彼らは“Three Days”を演奏したんだけど、ペリーはまたもやヴォーカル・パートのタイミングがずれていた。演奏中、デイヴがエリック(エイヴァリー/ベーシスト)に話しかけていて、何が起こっているのかを話しているように見えた。まるでデイヴが、ペリーがやっていることを回避する方法をバンドに指示しているかのようだった」
この観客によると、その後、ペリーの状態を考えた他のメンバーは即興でジャムったりしたという。
「それがペリーを最終的に怒らせたのだと思う。彼は何度も何度も“Fuck yeah”と言い始め、エリックに向かって叫んだ。するとエリックは笑い、今度はペリーはデイヴに向き直って同じことをすると、デイヴは面白くなさそうだった。ペリーは何度も言い続け、デイヴの顔に近づいて肩をぶつけた。それから彼はデイヴに殴りかかった。ローディーやエリック、スティーヴンが数分間ペリーと格闘している間、デイヴは呆然とステージの中央に立っていた。ペリーは怒り狂い、彼をステージから降ろすのに1分かかった。その時、デイヴが観客に向かって手を振り始め、エリックとスティーヴンも戻ってきて同じことをした。会場の照明が点き、どう見てもジェーンズ・アディクションは不名誉な終わりを迎えた」
【update:2024/09/15 21:49】
ジェーンズ・アディクションはSNSで「昨夜の出来事について、ファンの皆様に心からお詫び申し上げます」とファンに謝罪し、翌日の公演をキャンセルしました。
また、ペリー・ファレルの妻はSNSに、「憶測を巡らせるよりも、何が起こったのかを一人称で投稿しようと思った」と投稿しています。
妻によると、ファレルはバンドの大音量のステージのせいで「耳鳴りと喉の痛み」に悩まされており、それが声に影響を及ぼしているという。ファレルは「ステージの音量が非常に大きく、自分の声がバンドに掻き消されていると感じていた」そうで、それに腹を立てたために、今回の出来事が起こったと述べています。
彼女は「バンドメンバーの間には緊張と敵意があった」とも書いていますが、それは必ずしも悪いことではなく、「バンドをダイナミックにしている魔法」でもあったと書いています。
【update:2024/09/17 00:35】
ジェーンズ・アディクションは、ツアーの残りの日程をキャンセルしました。声明には「バンドはグループとしてしばらくの間、活動を休止するという苦渋の決断をいたしました。そのため、残りのツアー日程をキャンセルさせていただきます。キャンセルとなった公演のチケット代は、購入先で払い戻しいたします」と書かれています。
Video of the fight at the end of tonight's show
byu/MiniSleater injanesaddiction