●Only You Can Rock Me (Feat. Joey Tempest and Roger Glover)
「(もともと)アクセル・ローズが選んだ3曲のうちの1曲だった。彼はこれと“Too Hot To Handle”と“Love To Love”をやったんだけど、“Only You Can Rock Me”と“Too Hot To Handle”の自分のヴァージョンが気に入らなかったから、“Love To Love”だけに絞ることにしたんだ。結局ジョーイ・テンペストが代わりにやることになったけど、素晴らしい歌声だった。
ロジャー・グローヴァーのアイデアはレコード会社が思いついたものなんだけど、僕は信じられなかったよ。彼はMSGの最初のアルバムをプロデュースしたし、明らかにディープ・パープルは僕が15歳の頃の主なバンドのひとつだった。これまで彼のベース演奏をじっくり聴くことはなかったと思うけど、“Only You Can Rock Me”では彼の演奏はとても美しく、とてもメロディックだった。彼がこのような演奏ができるベース奏者だとは知らなかったよ」
●Love to Love (Feat. Axl Rose)
「アクセルは“Only You Can Rock Me”と“Too Hot To Handle”のことを忘れて、“Love To Love”に集中した。しかし、それから時間がかかった。まだダメだ、まだダメだと。最終的に彼はて、これがそうだ、と承認してくれた。本当に素晴らしかった。スローな曲だから、彼のヴォーカル・アプローチとカントリー&ウエスタンのタッチが少し混ざったような感じになった。フィル・モグの歌い方は普通じゃないから、それをコピーするのはとても難しいんだけど、アクセルは素晴らしい仕事をしてくれたよ」
●Rock Bottom (Feat. Kai Hansen)
「(スコーピオンズ)“Lonesome Crow”という曲があるんだけど、これは基本的にギターの即興演奏だった。即興で冒険できる曲を持つことは、僕のキャリアを通してとても重要なことだった。それがまさに“Rock Bottom”なんだ。素晴らしいリフを持ちながら、中間部分がどこかへ行ってしまうような曲で、特に初期の頃は完全に即興だった。その後、(UFOのライヴ盤)『Strangers in the Night』がヒットしたので、そのヴァージョンのほとんどを残しつつ、少しの余裕を設けて、そこに新しいものを加えるようにしている。
01. Natural Thing (feat. Dee Snider, Joel Hoekstra) 02. Only You Can Rock Me (feat. Joey Tempest, Roger Glover) 03. Doctor, Doctor (feat. Joe Lynn Turner, Carmine Appice) 04. Mother Mary (feat. Slash, Erik Grönwall) 05. This Kids (feat. Biff Byford) 06. Love To Love (feat. Axl Rose) 07. Lights Out (feat. Jeff Scott Soto, John Norum) 08. Rock Bottom (feat. Kai Hansen) 09. Too Hot To Handle (feat. Joe Lynn Turner, Adrian Vandenberg, Carmine Appice) 10. Let It Roll (feat. Michael Voss) 11. Shoot, Shoot (feat. Stephen Pearcy)