リッチー・ブラックモア(Ritchie Blackmore)は、
エリック・クラプトン(Eric Clapton)とのエピソードを語る動画の中で、ホテルで起きた騒動にクラプトンが巻き込まれたエピソードを語っています。
「オーストラリアのメルボルンだったと思うが、俺たちはホテルにいたんだが、エリックがそのホテルに彼のバンドと一緒に滞在していることを俺は知っていた。
俺たちはそのホテルに3日間滞在したんだが、毎朝早くから酔っ払いの騒音で叩き起こされた。ホテルではよくあることだが、 俺らはうんざりしていたので、フロントに“明日また起こしたら、アンプを全部部屋に持ち込んで午前3時に演奏するからな。そっちの客がこの騒音をどう思うか聞いてみろ”と実際に脅したほどだった。
で、実際にそうした。翌日ももちろん、いつものように酔っ払いの騒音で叩き起こされた。彼らは俺たちの言うことをまったく聞かないので、俺たちはマーシャルアンプをいくつか持ち込み、積み上げ、俺の友人が実際にギターを弾き始めた。彼はひどいブルースを弾き始めた。すると、彼が弾き始めた途端、俺たちの音があまりにも大きかったため、ドアを叩く音が聞こえた。エリックのセキュリティ担当がやってきたんだ...。
信じられないかもしれないが、エリックは俺たちがいた部屋の隣の部屋にいたんだ。俺はエリックは俺たちのいる場所から離れた別の階にいるものだと思っていた。恥ずかしくなって演奏をやめたんだ。
翌日、彼のセキュリティ担当と少し言葉を交わし、俺は“本当に申し訳ない。隣の部屋だとは気づかなかった。特にエリックがギターで騒いでいるのが俺だと思ったかもしれないと思うと、恥ずかしい。俺は部屋で飲んでいたが、演奏はしていない。でも、だからといって、許されるわけではない。騒音を出そうと言ったのは俺のアイデアだったのだから”と言った。
イギリスに戻ったとき、俺たちが泊まったホテルに黒板があることに気づいた。その黒板には“明朝7時に避難訓練があります”と書かれていた。またか、また騒音を聞かされるのか、と思った。それで俺たちは“そんなことをするなら、俺たちはアンプを持ってきて、オーストラリアでやったように騒音を始めるぞ”と言った。すると幸いにも、デスクの向こうにいた男の一人が“ちょっと待て。(そのことを)新聞で読んだばかりだ。彼らは本当にそうするだろう”と言い、それで避難訓練の時間は午後1時に変更されたんだ。評判が先行していたんだよ」