トム・ペティの激レアドキュメンタリー発掘　ボーナス映像を加えた完全リマスター版が米国で劇場公開決定　トレーラー映像あり

1983年にMTVで1度だけ放送されただけで放送中止となった、トム・ペティ＆ザ・ハートブレイカーズ（Tom Petty and The Heartbreakers）の激レア・ドキュメンタリー『Tom Petty: Heartbreakers Beach Party』の16ミリフィルムを発掘。新たにレストア＆リマスターされ、アーカイブ・ボーナス映像を加えた完全リマスター版が米国で劇場公開されます。トレーラー映像が公開されています。

『Tom Petty: Heartbreakers Beach Partyはキャメロン・クロウ（Cameron Crowe）の監督デビュー作。アルバム『Long After Dark』の制作、プロモーション、ツアーを行うトム・ペティ（Tom Petty）とバンドを捉えたドキュメンタリーです。1983年にMTVで初放送された後、実験的すぎると判断され、突然放送中止となりました。

それから40年以上にわたり、この作品はファンやミュージシャン、そしてエンターテイメント業界の間で伝説的な存在となり、映画『スパイナル・タップ』のあるシーンのインスピレーションの源となったとも言われています。

2024年、長らくどこにあるのか分からなくなっていたこの作品の16mmフィルムがようやく発見されました。今回、完全にレストア＆リマスターされています。

この劇場公開版には、ペティとバンドメイトのマイク・キャンベル（Mike Campbell）、ベンモント・テンチ（Benmont Tench）、スタン・リンチが出演する、これまで公開されたことのない19分間のボーナス映像と、キャメロン・クロウ監督による新たな解説が含まれています。

この映画は米国で10月17日と20日に初めて劇場公開されます。10月20日は、ペティの74回目の誕生日にあたる日です。

キャメロン・クロウは声明でこう述べています。

「『Heartbreakers Beach Party』は僕の心の中で特別な位置を占めている。トム・ペティ＆ザ・ハートブレイカーズは、この映画の制作に、愉快な音楽に満ちた誠実さをもって取り組んでくれた。それは40年経った今でも新鮮に感じられる。また、この作品は、僕にとって初めての監督作品でもあった。エイドリア・ペティとペティ・エステート、そして共同監督のダニー・ブラムソン、フィル・サヴェニック、ダグ・ダウドル、グレッグ・マリオッティのおかげで、この作品を無謀なまでの輝きを放つ形で復活させることができ、とても嬉しく思っている。（1983年に）深夜2時に1度だけ放送されただけでMTVから打ち切られたという事実は、この番組がファンにとって最高の意味で突飛なごちそうだったことを示している。爆音で楽しもう！」