全米レコード協会(RIAA)は、2024年上半期の米レコード音楽産業についての新しいレポートを発表。それによると、米国では2024年上半期、アナログレコードは前年比17%増の7億4000万ドルを売り上げ、CDやカセットテープも含んだフィジカル・フォーマットの総売上の4分の3を占めています、またアナログレコードは4年連続でCDの売上枚数を上回っています(2400万枚 対 1700万枚)。CDは何年も売り上げが落ちていましたが、CDの収売上は2億3700万ドルとほぼ横ばいでした。フィジカル音楽フォーマットの売上は、他の主要なフォーマットを上回るペースで成長を続けているという。
一方、フランスのレコード業界の団体であるSNEPは今年の報告で、最近は若いファンがCDを買うことが増えていると報告しています。SNEPの報告書によると、CD購入者の43%が35歳未満で、また35歳から44歳までが20%を占めています。なお、アナログレコードも購入者の大半(54%)が35歳未満だという。
なぜ若者たちは、CDを購入しているのか? ベルギーのメディアThe Brussels Timesなどは、「今日では、CDはますますコレクターズアイテムとして見られるようになってきています。お気に入りのアーティストを応援する証し、あるいは音楽の趣味を体現するグッズとして見られることが多くなっています」と報告しています。