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ボウイ/マッカートニー/T・レックス/ルー・リード他 60~70年代に数多くの楽曲に参加した伝説的ベーシスト ハービー・フラワーズ死去

2024/09/08 20:52掲載
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David Bowie, Marc Bolan and Herbie Flowers
David Bowie, Marc Bolan and Herbie Flowers
デヴィッド・ボウイ、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、T・レックス、ルー・リード、ブライアン・フェリー、エルトン・ジョンほか。60年代~70年代にロンドンでスタジオ・ミュージシャンとして数多くの楽曲に参加し、象徴的なベース・リフを遺した英国の伝説的ベーシスト、ハービー・フラワーズ(Herbie Flowers)が死去。86歳でした。

フラワーズの訃報は、フラワーズの姪ロレイン・バセットの夫であるケヴィン・J・コンクリンがSNSで発表しています。以下、声明より。

「ロレインの敬愛する叔父、ハービー・フラワーズが昨日(9月5日)亡くなりました。僕たちは彼をハービーおじさんと呼び、心から愛していました。彼の音楽面での貢献は、おそらく皆さんの人生にも影響を与えているでしょう。彼はロックの黄金時代に数多くの曲でベースを演奏しました。

60年代と70年代にロンドンでスタジオミュージシャンとして活躍していた彼は、エルトン・ジョン、デヴィッド・ボウイ、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター、マーク・ボラン、キャット・スティーヴンス、ハリー・ニルソン、アル・クーパー、メラニーなど、数多くの人気ミュージシャンの音楽と関わり、貢献しました。また彼は、T・レックス、ブルー・ミンク、スカイのメンバーでもありました。ハービーの最も有名な音楽的貢献は、ルー・リードの“Walk on the Wildside”の象徴的なベースラインでしょう。ハービーのようにWikipediaに自身の項目が掲載される人は多くありません。

ハービーの音楽への貢献は、その後も、子供たちが音楽に親しむための活動に携わることで続きました。

ハービーは父親代わりとしてロレインの人生に大きな役割を果たしました。僕たちの結婚式では、ハービーがバージンロードを一緒に歩いてくれました。彼女は心から彼を愛していました。彼と知り合えたことを僕はとても幸運に思っています。

ハービーおじさん、寂しいよ!」

ハービー・フラワーズの本名はブライアン・キース・フラワーズですが、キャリアを通じて“ハービー”の愛称で知られました。1970年代の終わりまでに、フラワーズは500曲のヒット曲でベースを演奏したと推定されています。その名を知らなくても、きっと多くの人が彼のベースラインを少なくとも1つは知っているはずです。

以下は、彼がベースを担当した代表的なアルバムの一例。

Elton John (Tumbleweed Connection, Madman Across the Water)
Camel (tuba on Nude)
David Bowie (Space Oddity, Diamond Dogs)
Lou Reed (Transformer, including the two prominent basslines of "Walk on the Wild Side"), Melanie (Candles in the Rain)
Roy Harper (Bullinamingvase)
David Essex (Rock On)
Al Kooper (New York City (You're a Woman))
Bryan Ferry (The Bride Stripped Bare)
Harry Nilsson (Nilsson Schmilsson, Son of Schmilsson)
Cat Stevens (New Masters, Foreigner)
Paul McCartney (Give My Regards to Broad Street)
George Harrison (Somewhere in England, Gone Troppo, Brainwashed)
Ringo Starr (Stop and Smell the Roses)
ほか