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スキッド・ロウのスコッティ・ヒル、セバスチャン・バックとのリユニオンは「有害でしかない」

2024/09/06 16:22掲載
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Skid Row
Skid Row
スキッド・ロウ(Skid Row)のギタリスト、スコッティ・ヒル(Scotti Hill)は、かつてのバンドメイトであるセバスチャン・バック(Sebastian Bach)の再加入を否定。バックはリユニオンに期待していると何度も発言していますが、ヒルはポッドキャスト『Appetite for Distortion』の新しいインタビューの中で、バックとのリユニオンは「有害でしかない」と話しています。

スキッド・ロウは今年3月末に、ヴォーカリストのエリック・グロンウォール(Erik Gronwall)の脱退を発表。ヘイルストームのリジー・ヘイルが数回のライヴで代役を務めましたが、スキッド・ロウはまだ正式な後任を見つけていません。

ヒルはバックとのリユニオンの可能性について、こう話しています。

「俺たちは過去に素晴らしいことを成し遂げたが、それ(リユニオン)はバンドや音楽以上のことなんだ。“ファンのためにやる”。いや、違う。俺は自分の快適な生活や平穏をファンのために犠牲にするつもりはない。それは俺のやり方じゃない。それに、自分をファンだと言う人は、バンドに自分たちがやりたくないことをやらせようとはしないだろう。みんな自分の欲しいものを求めているだけなんだ。あのバンドに、あの人が戻ってきて欲しいと思っている。彼らはまだAC/DCにボン・スコットが戻ってくることを望んでいるんだ。勘弁してくれよ」

バックはリユニオンに期待していると何度も発言していますが、残念ながら、その気持ちは相手に伝わっていないようです。

「毎日食中毒になりたくない。それだけだ。有害でしかない。

あのシンガーのいないスキッド・ロウが好きじゃないなら聴かなくていい。あのシンガーが好きで、俺らのことが好きなら、彼に会いに行けばいい。彼に会いに行けばいいんだ。

これは単に生活の質の問題だ。みんなは“相違点を脇に置いて、やればいいじゃないか”と言う。でも、俺はやりたくない。相違点などない。俺はやりたくないんだ。一緒にいるのが嫌いな奴と部屋にいたくないんだよ」

このヒルの発言を受けてか、バックは「最後に実際に一緒に部屋にいた写真」というキャプションを添えて、ソーシャルメディアに写真を投稿しています。その写真には、それぞれの家族と一緒に写る幸せそうなロッカーたちが写っています。

ヒルによると、スキッド・ロウは現在、新ヴォーカリストの選考を進めています。

「何人かの候補を検討している。一緒に座って話をする予定の素晴らしい候補者が何人かいるよ。たくさんの人が連絡をくれたし、その中には本当に素晴らしい人もいる。YouTubeやInstagramなどを使えば、簡単に人を見つけることができる。昔のように、国内のすべての音楽誌に広告を掲載したり、口コミに頼ったりする必要はなくなった。インターネットが普及する前は、そういうことが必要だった。今はずっと簡単だよ」