リッチー・ブラックモア(Ritchie Blackmore)が
エリック・クラプトン(Eric Clapton)とのエピソードを語る動画を公開。
ブラックモアは最も象徴的なフェンダー・ストラトキャスター・プレイヤーの一人ですが、ストラトを弾き始めるきっかけとなった、最初に手に入れたストラトの1本がクラプトンのものだったこと、そして、クラプトンから受け取った奇妙な誕生日プレゼントについて話しています。
ブラックモアは、自身とクラプトンの関係は
ディープ・パープル(Deep Purple)が
クリーム(Cream)のオープニング・アクトを担当していたときに始まったと振り返っています。
彼はクラプトンに、「ファットなサウンド」」を実現するために使用している弦について質問したところ、クラプトンはすぐに、自分が好んで使用していたクリフォード・エセックスとピカート弦に換えてしまったという。
それからしばらくして、クラプトンのローディーの一人が、以前クラプトンが所有していたストラトを携えて、ディープ・パープルのメンバーが住んでいた家にやって来ました。
「俺はディープ・パープル(の他のメンバー)と一緒に(ロンドン西部の町)アクトンに住んでいた。俺たちは皆、ひとつの家に一緒に住んでいたんだ。
俺はストラトを弾くことに以前から興味を持っていたんだが、エリックのローディーのひとりが、俺らのローディーのひとりと知り合いで、彼はネックが少し曲がっていて、弓のように反っていたストラトを持って家に来た。俺はそのギターにとても興味をそそられた。俺をそれを手に取って“これを売ってくれないか?”と尋ねると、彼は“ああ、いいよ”と答えた。
ギターは60ポンドで買ったと思う。それは以前はエリックのものだった。エリックはそのギターをその男にあげたんだよ」
ブラックモアの手元に渡ったクラプトンの所有物はストラトだけではありませんでした。ブラックモアは、クラプトンに次に会ったときに、かなり変わった誕生日プレゼントをもらったことも振り返っています。
「次に彼に会ったのは、たしか俺の誕生日だったと思う。彼は病気で入院していた。確かミネアポリスか、どこかの病院だったと思う。彼は(退院して)俺たちと同じホテルにいた。ドアをノックする音がした。ちょうど退院したところだった。ドアを開けると、そこにエリックがいた。彼は小さな木の棒を持っていて、棒の先にはアヒルがくっついていた。それを押すとアヒルが鳴くようになっていた。
彼は“誕生日プレゼントだ”と言っていた。俺は驚いた。(その時点では)エリックのことをそれほどよく知らなかったからね。俺はアヒルを受け取り、挨拶を交わした。それから俺は何年もそのアヒルを持っていたよ」