ハワイを代表する女性シンガー、テレサ・ブライト死去

日本でも人気を博した、ハワイを代表する女性シンガー、テレサ・ブライト（Teresa Bright）が死去。ハワイのメディアHawaii News Nowによると、65回目の誕生日を数週間後に控えた9月1日に亡くなりました。64歳でした。

テレサ・ブライトはハワイのオアフ島ウィンドワード生まれ。ハワイ大学在学中の1980年代、スティーブ・マイイとともに音楽活動を始める。1990年にはソロ・アーティストとしての初のアルバム『Self Portrait』をリリースした。

彼女は、ハワイのグラミー賞に相当するナ・ホク・ハノハノ賞を複数回受賞した。1988年にはスティーブ・マイイと共に「Uwehe, Ami & Slide」で初受賞。1991年には最優秀女性ボーカリスト賞を受賞した。2020年にはハワイ・アカデミー・オブ・レコーディング・アーツ生涯功労賞を受賞した。

ブライトの音楽は日本でも人気を博しており、多くのアルバムを日本でリリースした。2007年に発売されたアルバム『Hawaiinawa』では沖縄音楽をハワイ語に翻訳した歌詞で歌っている。

アルバム・リリースだけでなく、数々の日本企業とも仕事をし、ブライトの歌声はマックスファクター、トヨタ自動車、NTT、サッポロビール、日本航空などのCMでも起用された。