Al Jardine - Photo by Gijsbert Hanekroot
ビーチ・ボーイズ(The Beach Boys)の
アル・ジャーディン(Al Jardine)は、
ブライアン・ウィルソン(Brian Wilson)と
デニス・ウィルソン(Dennis Wilson)への愛に満ちたトリビュートソング「Wish」を公開。またブライアン・ウィルソンのツアー・バンドを復活させ、一緒にツアーに出る計画も発表しています。ブライアンがゲスト参加する可能性についても示唆しています。
30年あまり前、ジャーディンはカリフォルニア州ビッグ・サーの自宅近くで太平洋を眺めながら、ブライアンとデニスと過ごした気ままな青春時代を思い出していました。
ジャーディンは米ローリングストーン誌の新しいインタビューの中で、「彼らがいなくてどんなに寂しかったか、ようやく気づいたんだ。デニスは亡くなっていたし、ブライアンもほとんど活動していなかった。とても感傷的になったよ」と当時を振り返っています。
彼は「Wish」という曲のスケッチを書き、それをずっとしまっていましたが、今年5月に長年のソングライティングパートナーであるラリー・ドヴォスキンに勧められてようやく完成させました。彼らは一緒に作業を行い、ウィルソン兄弟と過ぎ去った日々への甘くノスタルジックな賛歌を作り上げました。
レコーディングでは、ジャーディンがリードヴォーカルとベースを、ドヴォスキンがハーモニヴォーカルとピアノ、シンセサイザーを、テイラー・シンプソンがドラムを担当しました。
ジャルディンは、この曲を新しいソロ・アルバムに収録したいと考えています。ソロ・アルバムのリリースは2010年の『A Postcard From California』以来。
「実はね、完成間近の未発表曲がたくさんあるんだ。これらは、長年にわたる音楽活動のさまざまなバックグラウンドや分野から生まれたものなんだ。レコードストアデイにレコードをリリースできればと思っているよ」
ジャルディンは過去2年間、小規模なソロ・ライヴを数回開催してきましたが、ブライアン・ウィルソンのツアーバンドとともにツアーに復帰する計画を立てています。
「ブライアンは、この20年~30年にわたって一緒に素晴らしい仕事をしてきたブライアン・バンドを復活させるために、彼のバンド名を使わせてもらうことに同意してくれた。
近いうちに彼と会って、ロサンゼルスで数回のチャリティー・コンサートを行うためのスケジュールを調整し、そこから実際のツアーを来年早々には開始したいと考えているよ」
ツアーにブライアンが参加する可能性についてはこう話しています。
「ブライアンは参加できる体調ではない。でも、彼はタフな男だし、スタミナもある。僕たちが試験的に公演を行う予定のロサンゼルス近郊のいくつかのライヴに彼が参加してくれても不思議ではないよ」