ピンク・フロイド(Pink Floyd)の
デヴィッド・ギルモア(David Gilmour)はギターのメロディをどうやって思いつくのか? 米ヘヴィメタル・バンドの
W.A.S.P.の
ブラッキー・ローレス(Blackie Lawless)はかつてギルモアに直接質問して「なるほど」と思ったという。ローレスはギルモアから受けた貴重なアドバイスについて、米Guitar Worldの新しいインタビューの中で語っています。
「他のギタリストたちが、ギターを弾く時はシンガーのようにアプローチすると言っているのを聞いたことがある。
俺がお気に入りのギタリストはデヴィッド・ギルモアなんだけど、ある夜、EMIのディナーパーティに出席したら、彼も出席していた。俺は彼に話しかけて、“あなたは群を抜いて僕の大好きなギタリストなんです。あのメロディはどうやって思いついたのですか?”と尋ねてみたんだ。
すると彼は瞬きもせずに“僕はシンガーだ。シンガーのように考えるんだよ”と答えた。俺はその場に立ち尽くして“なるほど”と思った。つまり、メロディを探しているなら、それは曲を引き立てるものについて探していることなんだ。俺は、その理論を支持している。だって、そういう違う考え方をすることで、必ず何らかの利点が得られると思えるからね」
インタビューの他の部分で、ローレスはベース担当が空席だった時に自分がバンドでベースを弾くことになった理由を明かしています。
「俺の本業はギター奏者だが、問題は俺たちにはギター奏者が3人いたことだった(ローレス、ランディ・パイパー)。ベース奏者がいなかったし、他の2人はエゴのせいで、彼らがベースを弾くことは絶対にないと思ったんだ(笑)。だから、俺が志願したんだよ」