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オアシス再結成ツアーのチケット販売方法で批判殺到 英政府はこのシステムの調査を約束 首相もコメント発表

2024/09/03 10:36掲載
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Oasis Credit: Simon Emmett
Oasis Credit: Simon Emmett
オアシス(Oasis)の再結成ツアーのチケットは、需要に応じて価格が変動する「ダイナミックプライシング」を導入していたため、その日のうちに200ポンド(約4万円)以上も値上がりました。多くの批判が出たため、英政府は「ダイナミックプライシング」の利用について調査することを約束。首相もこの問題についてコメントを発表しています。

「ダイナミックプライシング」により、販売が開始された後、多くのチケットの価格が1日で200ポンド以上も高騰し(例:135ポンドから350ポンド以上)、一部のファンは手が出ず、また他のファンは諦めざるを得ない状況となりました。この「ダイナミックプライシング」は新しいものではなく、英国で消費者保護法で認められています。

英政府はすでに発表していた、チケット転売サイトに関する協議に「ダイナミックプライシング」を含めることを大臣が明らかにしています。この協議は今秋に開始予定です。

英国のキア・スターマー首相は英BBC Radio 5 Liveの番組の中で、この問題について、こう話しています。

「私たちにできること、すべきことがたくさんある。そうしなければ、家族がそれに行けなくなったり、チケットに法外な金額を支払わなければならなくなる状況になってしまう」

政府は今後この法律について協議する予定であり、「調整が必要になる可能性が高い」「チケットを大量購入し、それを高額で転売するという手法が横行している。これは公正なやり方ではばい。市場から人々を締め出すようなものだ」と付け加えています。

首相は就任前、転売チケットの価格に上限を設け、1人が転売できるチケット枚数に制限を設けるという動きを支持していました。

首相の発言の前にはリサ・ナンディ文化相が「ぼったくり転売」を終わらせ、チケットが「公正な価格」で販売されるようにしたいと述べていました。

再結成ツアーの一部チケットは、すぐに転売サイトに数千ポンドでリストアップされました。ナンディ文化相は、一般ファンを締め出すような大幅な値上げは「気が滅入る」と語り、政府による見直しの範囲を「ダイナミックプライシングの透明性と利用に関する問題、それを奨励するキューイングシステムに関する技術を含む」と説明しています。