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アイアン・メイデンが「エド・フォース・ワン」として使用した航空機は今どこにあるのか? 明らかに

2024/08/30 13:12掲載
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Iron Maiden - ED FORCE ONE
Iron Maiden - ED FORCE ONE
アイアン・メイデン(Iron Maiden)がワールド・ツアーで使用し、バンドのヴォーカリストであるブルース・ディッキンソン(Bruce Dickinson)が自ら操縦した航空機「エド・フォース・ワン(ED FORCE ONE)」。バンドはこれまでにボーイング社の757型機と747型機の2機をエド・フォース・ワンとして使用しましたが、その機体は今どこにあるのでしょうか? 航空ニュースサイトSimple Flyingがエド・フォース・ワンを特集し、その中で明らかにしています。

最初のエド・フォース・ワンは、2008年から2009年にかけて行われた『Somewhere Back in Time World Tour』で使用されました。この航空機はボーイング757-200で、現在はN938FDとして登録されています。

このボーイング757は1989年3月に初めて納入され、いくつかの航空会社を経て、アイアン・メイデンがワールド・ツアーのために使用しました。

ツアー終了後の2011年、所有していたアストレアス航空が破産。フェデックスが機体の所有権を取得し、2012年7月以降、貨物機に改造されて現在も飛行を続けています。

アイアン・メイデンは、次のワールドツアー『The Book of Souls World Tour』でエド・フォース・ワンの機体をボーイング747-200に変更しました。

このボーイング747はもともと、2003年にエールフランスに納入されたもので、10年以上にわたって運用されていました。その後、2015年にエア・アトランタ・アイスランド航空に譲渡。そのわずか1年後、エア・アトランタ・アイスランド航空は同機を2016年のアイアン・メイデンのワールドツアー用にリースしました。

ツアー終了後、エア・アトランタ・アイスランド航空は同機をサウディアラビア航空にリースし、同機は定期便として就航しました。しかし、2020年3月に正式に運航停止となり、ついに同機はスクラップとなり、その歴史に幕を閉じました。