Joe Perry - Photo:Ross Halfin
エアロスミス(Aerosmith)のギタリストである
ジョー・ペリー(Joe Perry)は、
AC/DCのギタリストである
アンガス・ヤング(Angus Young)が今でも激しいパフォーマンスができることに驚いています。英Classic Rock誌の新しいインタビューの中でアンガスの凄さを語っています。
「信じられないよね(笑)!最近のAC/DCのライヴをいくつか見たけど、アンガスは以前のようにすべてのことができるわけではないかもしれない。でも、たとえ彼がただそこに立って演奏し、まったく動かずにロックしたとしても、人々は彼の演奏を見に来るだろう。特定のことができなくなる時期が来るかもしれないが、もし彼が演奏できるのなら、彼の心はそこにあるのだから、人々は集まるだろうね。
彼の体は...生理学的なことだけど。レントゲン写真を撮ったりすれば、彼の関節が深刻な打撃を受けていることがわかるだろう。でも、体は、継続的に行っていることに対して適応していくものだ。アンガスはいわばトレーニングをしているんだよ。だから、すべてが同じ条件であれば、彼は今やっていることや、長い間やっていたことの多くをこれからもできると思う。そして、彼がそれを続ける限り、彼らは続けていけると思う。
彼が演奏できる限り、そして彼の手がそれほど大きなダメージを受けていない限り、そして関節炎が彼を蝕んでいない限り、彼らは続けていくだろう。
誰にもわからないんだ。これに関するルールブックなんてないんだよ。ロックンロールには、マニュアルなんてない。たとえほとんど歩けなくなったとしても、ギターを弾くことができ、自分のスタイルで演奏でき、“Whole Lotta Rosie”や“ Let There Be Rock”のようなクソ狂ったリフを弾くことができるなら、体が勝手に順応して、演奏を続けることができるんだ。すごいことだよ。
俺たちは、悪行や老衰で悲しくもこの世を去った多くのアーティストを見てきた。だから、AC/DCやエアロスミス、ローリング・ストーンズのようなバンドは、絶滅危惧種の最後の生き残りなんだ。もうAC/DCのようなバンドは出てこないだろう。ガンズ・アンド・ローゼズのようなバンドも出てこないだろう。人々が観に行きたくなるような音楽は、別の種類のものになるだろう。その枠を埋める新しいロックバンドが現れるかもしれない。確かに、そういったバンドは存在する。
AC/DCがいなくなり、アンガスがライヴで演奏する姿を見られなくなったら、それは悲しいことだ。その時は、もうAC/DCは存在しないだろう。でも、彼らの音楽は永遠に生き続けるだろうね」