デイヴ・ナヴァロ(Dave Navarro)は1990年代初頭、
ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N' Roses)への加入オファーを断ったという。米Guitar Player誌の新しいインタビューの中で、その理由を語る。またその後すぐに加入した
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(Red Hot Chili Peppers)で学んだ教訓についても語っています。
1991年に
ジェーンズ・アディクション(Jane's Addiction)が解散したとき、ナヴァロはすぐに新しい仕事の話が舞い込んできました。それはガンズ・アンド・ローゼズへの加入オファーだったそうですが、ナヴァロはそのオファーを断りました。
「当時は加入するというのが正しい選択だったとは思わなかったんだ。
それ以来も、スラッシュとは何度も一緒に演奏してきた。スラッシュと演奏するのは大好きだよ。でも、僕は彼らよりも少し変わったものの方が好きなんだよ。
ガンズは、かなりストレートなロックバンドで、俺はそれが大好きだよ。でも、ギター奏者としては、膝をついてディレイ・ノブを回して、クラフトワークとかみたいなノイズを出すのが好きなんだ(笑)。ガンズ・アンド・ローゼズではそれは通用しないんだ」
ナヴァロはその後、脱退したジョン・フルシアンテの後任として、レッド・ホット・チリ・ペッパーズに加入。そこで自分が探していたものすべてを見つけたという。ナヴァロが参加したのは1995年アルバム『One Hot Minute』のみでした。
「とても難しい役割だった。彼らは自分たちがやっていることにとても固執していた。本当に試練の連続だった。突然、まったく異なる影響を受けた別の状況の中で仕事をしなければならなかったし、しかも人生で一度も一緒に仕事をしたことのないミュージシャンたちだった。
奇妙なことに、自分と同じようなプレーをしない連中がいるという点で、それはジェーンズ・アディクションの始まりに似ていた。チリ・ペッパーズでは、自分とは演奏スタイルが異なるバンドの一員だった。
今はマディソン・スクエア・ガーデンでやっているけど(僕の最初のライヴは)ウッドストックだったんだ! プレッシャーは半端なかった」
ナヴァロは、よりヘヴィでリフを多用したサウンドの形成に貢献しました。最終的には、彼はその経験に感謝しています。
「間違いなく、あの経験のおかげでギターがうまくなった。フリーやチャド・スミスと一緒に演奏したことは、音楽の真髄を学ぶマスタークラスだったよ。彼らと一緒に過ごした時間には本当に感謝しているが、バンドに参加するというのは奇妙な発想だったし、とても奇妙な時期だった」