MR.BIGのポール・ギルバート　キャリア最大の失敗談を語る　日本武道館公演での出来事　「そのあと1週間ほど落ち込んだよ」

MR.BIGのポール・ギルバート（Paul Gilbert）は米Guitar Worldの新しいインタビューの中で、キャリア最大の失敗談を語っています。それは「MR.BIGが日本で絶大な人気を誇っていた時期」に、バンドが日本武道館で複数の公演を行い、そのすべてがテレビの特別番組用に撮影されたときだったという。

「当時の妻が“さくら”という日本の有名なメロディを覚えたら？と言ったんだ。彼女が鼻歌で歌ってくれたので、僕は“うん、それはいいね”と言った。それで、ギター・ソロの冒頭をこのメロディで弾き、それからソロを全部弾いた。すべてがうまくいっていた。

僕のソロは多少即興的なものだったから、最後にもう1回“さくら”を弾くべきだと思って、1オクターブ高く弾いたんだ。今でこそ練習したおかげで、メロディをより流暢に弾けるようになったけど、当時はそうではなかった。ソロの冒頭で弾いた低音域は練習していたんだけど、高音域は練習していなかったので、ひどく失敗してしまった。

速いものを失敗しても誰も気づかないけど、メロディをしくじると本当に目立つ。そのライヴはテレビでも全国放送されたので、そのあと1週間ほど落ち込んだよ。もしかしたら、あのひどい失敗を挽回するために、もっとメロディを流暢に弾きたいと思うようになったのかもしれない」

以下はその映像