Lemmy Memorial & Dressing Room at Bloodstock Festival
先日公開された、
モーターヘッド(Motörhead) の
レミー・キルミスター(Lemmy Kilmister) の遺灰を収めた新しい胸像。彫刻家によると、この胸像はレミーが大好きだった戦車やハーレー・ダビッドソンの部品からできており、また遺灰は心臓の位置に置かれているとのこと。Bloodstock TVのインタビューの中で、制作過程について話しています。
この胸像は先日、英メタル・フェス<Bloodstock Open Air Festival>のステージ上でお披露目されました。その後、この胸像はノッティンガムにあるコンサート会場のロック・シティに移されました。胸像は今後、Bloodstockフェスが開催される際には再び会場に戻されますが、それ以外の期間はロック・シティにて展示されます。
胸像はBloodstockフェスからの依頼で彫刻家のアラン・ウィリアムズが制作しました。
「金属のスクラップやリサイクル素材を扱う僕にとって、これは本当に難しい挑戦だった。以前にも胸像を作ったことはあったが、彼らはレミーの実際の姿を描いてほしいと希望していたからね」
胸像の素材調達にあたり、彼はハーレー・ダビッドソンなどを訪れました。
「ハーレー・ダビッドソンなどに行くと、モーターヘッドのファンが何人かいて、彼らは“好きなだげ持っていてくれ!という感じだった。僕がよく行くスクラップ場にはオートバイ・ショップもあって、彼らはまたモーターヘッドのファンだった。彼のファンの人たちがいたのは幸運だったよ。
僕には“ジョブ・ボックス”と呼んでいるものがある。そこには彫刻で使うためのアイテムがたくさん入っている。例えば、(レミー像の)彼のジャケットの胸ポケットは(イギリス陸軍の戦車)チャレンジャー2の連結部から作られている。これは以前、軍連隊のために作ったプロジェクトで使ったもので、彼らから余ったものを全部もらったんだ。レミーは軍の記念品が大好きだったからね」
レミーの遺灰の一部について、ウィリアムズは「(遺灰は)施錠可能な金庫に入れ、彼の心臓がある場所で遺灰を見ることができるように」と依頼されたと説明。「かなり難しい条件だった。鍵がかけられる貸金庫を探し出し、胸像の裏側から手を加えて、前面の窓を加工する仕組みを考えました。本当に大変だった」と振り返っています。
描くレミーについてウィリアムズは「(他は)サングラスと帽子を身に着けた、年老いたロッカーという描写が多いけど、自分は若い頃のレミーを表現したかった。1981年や1984年頃の、ハンサムな若き悪魔だった頃の、若々しいレミーを表現したかったんだよ」
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