レディオヘッド『Kid A』『Amnesiac』をサイレント映画『吸血鬼ノスフェラトゥ』のサウンドトラックとして使用する特別上映会が開催決定

レディオヘッド（Radiohead）のアルバム『Kid A』と『Amnesiac』を、サイレント映画の古典的名作『吸血鬼ノスフェラトゥ（原題：Nosferatu）』のサウンドトラックとして使用する特別上映会が米国で開催決定。トレーラー映像あり。

これは、サイレント映画とロック音楽を組み合わせた上映プロジェクト「サイレント・シンク（Silents Synced）」の第1弾。このプロジェクトの作品は米国のアート系映画館、ドライブインシアター、独立系映画館で上映される予定です。

CEOのジョシュ・フランクはDeadlineにこう語っています。

「サイレント・シンクは、映画館に新しい観客を呼び込み、他に類を見ない音楽体験を共有してもらうための戦略的なフォーマットです。

独立系映画館の運営者にとっての課題は“ハリウッドの超大作映画以外の作品で、観客を映画館に足を運ばせるにはどうすればよいか”ということです。従来の映画ファンは常に私たちの生命線ですが、音楽ファンは共有体験のためなら、より多くの時間を費やしてくれます。

彼らは、私たちにとって根本的に新しい観客なのです。このような重要なアーティストと、当社の配信パートナーであるCineLife Entertainment社とともに、私たちは人々を映画館に集まるきっかけを作り、魅力的でユニークなイベントを開催することで、独立系映画館をまったく新しい方法で活性化させたいと考えています」

「サイレント・シンク」では4ヶ月ごとに新しい映画が公開されるとのことで、次回の上映では、R.E.M.の音楽とバスター・キートンの『キートンの探偵学入門』が組み合わされ、2025年初頭に上映される予定です。その後は、パール・ジャム、ピクシーズ、ゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツとの同期上映が予定されています。