アルバート・キング＆スティーヴィー・レイ・ヴォーン『In Session』完全版発売　3曲を初収録　うち1曲試聴可

アルバート・キング（Albert King）とスティーヴィー・レイ・ヴォーン（Stevie Ray Vaughan）という、ブルース界の伝説的スター2人によるセッションの模様を収めたライヴ・アルバム『In Session』の完全版がリリース決定。CDは2枚組、アナログレコード（180グラム重量盤）は3枚組、そしてハイレゾを含むデジタルフォーマットでリリースされます。海外で10月18日発売。リイシュー元はCraft Recordings。

1983年12月6日にカナダのオンタリオ州にあるCHCH-TVスタジオでテレビ用にライヴ録音されたこの歴史的なパフォーマンスは、キングとヴォーンが一緒に演奏している唯一の録音として知られています。サポートはトニー・ロレンス（ピアノ/オルガン）、ガス・ソーントン（ベース）、マイケル・ロレン（ドラム）。

今回の完全版には、このライヴからの3曲、「Born Under a Bad Sign」、「Texas Flood」、「I'm Gonna Move to the Outskirts of Town」が初収録されます。ポール・ブラックモアによるリマスタリングが施されています。

完全版から「Born Under a Bad Sign (Live) 」が先行公開されています。



1983年12月6日、オンタリオのステージにヴォーンとキングが登場したとき、ヴォーンはスターの座を確立しつつある頃で、一方のキングは指導者として新たなキャリアの段階に入ろうとしていました。

米ビルボード誌によると、この2人の関係は、これより10年前にヴォーンの故郷であるテキサス州オースティンで始まったという。ヴォーンの兄、ジミー・ヴォーン（Jimmie Vaughan）はその運命的な出来事をこう回想しています。

「スティーヴィーが19歳のとき、僕らはアントーンズ（クラブ）でアルバート・キングの演奏を観た。（クラブのオーナーであるクリフォード・アントーンが）アルバートに“この子をステージに上げなきゃだめだよ。（素晴らしいから）”と言ったんだ。アルバートはずっと黙って聞いていたが、彼はスティーヴィーをステージに上げ、スティーヴィーはアルバート・キングのフレーズを弾き始めた。最初はシーンと静まり返った。みんな口を開けたまま立ち尽くしていたんだ。みんな信じられなかったんだよ。アルバートはそれを気に入った。彼は彼に腕を回し、それからアルバートとスティーヴィーがずっといい仲だった。（当時）みんな“ふー、怖かった”と言っていた。僕なら絶対にやらないよ。（スティーヴィーの）その大胆さには感心するね」

これが音楽界で最もエキサイティングな関係のひとつの始まりとなりました。このパフォーマンスは、ブルースの歴史における決定的瞬間であり、ステージ上でお互いを敬愛する2人のギターの巨匠のリアルタイムのスナップショットでもあります。

トレーラー映像も公開されています。

■『In Session』Deluxe Edition

●2CD

CD1
1. Introduction
2. Born Under a Bad Sign
3. Texas Flood
4. Call It Stormy Monday
5. Old Times
6. Pride and Joy
7. Ask Me No Questions
8. Pep Talk
9. Blues at Sunrise

CD2
1. Turn It Over
2. Overall Junction
3. Match Box Blues
4. Who Is Stevie?
5. Don't Lie to Me
6. I'm Gonna Move to the Outskirts of Town
7. Outro

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●3LP

SIDE A
1. Introduction
2. Born Under a Bad Sign

SIDE B
1. Texas Flood

SIDE C
1. Call It Stormy Monday
2. Old Times
3. Pride and Joy
4. Ask Me No Questions

SIDE D
1. Pep Talk
2. Blues at Sunrise
3. Turn It Over
4. Overall Junction

SIDE E
1. Match Box Blues
2. Who Is Stevie?
3. Don't Lie to Me

SIDE F
1. I'm Gonna Move to the Outskirts of Town
2. Outtro