アンスラックス(Anthrax)の元ギタリストで、現在は時計職人として活躍するダン・スピッツ(Dan Spitz)。『The Delz Show』の新しいインタビューの中で、アンスラックスからの脱退を振り返り、また、今後バンドに復帰する可能性はあるのか?についても話しています。
「90年代の半ばから終わりにかけて、バンドの中で長い間結婚したのは俺だけだった。すでに2人目の子供も生まれていた。他のメンバーは、誰も婚約すらしていなかったと思う。だから、俺は彼らより何年も先を行っていて、ツアーで長期間子供たちと離れなければならないのは俺にとって非常に辛いことだった。
それに、俺は13歳の頃から(ツアーで)バンやバスに乗っていた。オーヴァーキルで演奏する前は、ロックランド(カウンティ)やニュージャージーで演奏してたし、トゥイステッド・シスターのオープニングを務めたりしていた。だから、俺はもう十分だったんだ。敵意も何もない。もし、自分が持っているものすべてを注ぎ込むことができないのなら、一休みして頭を整理する必要がある。
そして、俺はこの道に進んだ。すぐに時計製造の学校に通い、それから何年もスイスで過ごし、向こうで学校に通い、いくつかの大きな時計会社で働いたんだ」
スピッツは1995年に脱退した後、2005年、アンスラックスのオリジナル・ラインナップの再結成ツアーに参加しました。その後再び脱退しましたが、アンスラックスにまた復帰する可能性はあるのでしょうか? 尋ねられた彼は次のように答えています。
「再結成は結局3年続いた。1年くらいのはずだったんだけど、とても評判が良かったので、そのまま続けたんだ。 とても楽しかったよ。 みんなに会いたかった。俺たちは一緒に育ったからね。
誰も話題にしていないけど、1980年代のスラッシュメタルの“ビッグフォー”の中で、最高の音楽を作り、全員がまだ生きているのは俺たちだけなんだ。他のバンドはメンバーの誰かが亡くなっている。
俺は今、フロリダ州デルレイビーチに新しい(時計修理・販売の)施設を持っている。俺がクレイジーな時計職人であることはみんな知っていると思うけど、俺は今、高価な時計をいじくり回して楽しんでいる。だから(バンドマンが時計職人をやっているんだから)将来何が起こるかなんて誰にもわからないよ」